吉平酒店だより 2020.7 ワインのキャップシール
7月に入りました。時折激しく降る雨を気にしつつ、晴れ間を見つけては家のことや娘と散歩をしています。最近の散歩の楽しみは“木の実”です。桑の実、木イチゴ、フサスグリ。山の際を歩いていると、色々な自然の実と出会えます。娘にとってあげつつ自分ももぐもぐ。幼い時食べた味が今また新鮮に感じるのは、ワインにつながる所があるからでしょうか、ピノノワール種のぶどうを使ったワインは、木イチゴの香りやスグリの甘酸っぱさを感じたりします。桑の実(マルベリー)はカベルネソーヴィニヨン種の表現として使われますが、この辺りのものは粒が小さく、もっと可愛らしいシラー種を感じることができます。
自分が子供の頃はただのおやつだった自然の木の実が、こんな形でつながっているなんておもしろいですね。今は何も考えずもぐもぐ食べている娘が、大きくなって甘いお菓子や果物の味を覚えたとしても、どこかで(ワインだとなお良いですが)「あの時の!」とこの自然の木の実の味を思い出してくれたら嬉しいです。