吉平酒店だより

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吉平酒店だより 2020.10 記念になる物を作りたい

 9月最大のイベントの稲刈りが終わり、ほっとしたと思ったら涼しい秋風の吹く 10月になっていました。季節が移り変わるのも、時が過ぎてゆくのも早いですね。秋といえば果物!ぶどうも梨もりんごも旬を迎え、たくさん出回ります。農産物直売所などに行くと、果物のその品種の多さに驚きます。最近ぶどうを買いに行った時も、(我が家では)おなじみのナイヤガラから高級ぶどうのシャインマスカットまで、たくさん並んでいました。みなさんお目当てはシャインマスカット!ナガノパープルとセットで買って行かれます。私が小さい頃は、高級ぶどうといえば巨峰でした。上手い皮剥けなくて[親にむいてもらっては口に入れて、甘くてジューシーな味を喜んだものです。今は種なし、皮ごと食べられるものが好まれますね。華やかなマスカットの香りのシャインマスカットか、品の良い味わいのナガノパープルか... 悩んだ末、やっぱりこれだよねとナイヤガラを買いました。皮は食べられませんが、吸い込むように果肉を種ごと飲み込むナイヤガラは、1人1房はあっという間に食べてしまいます。ワインと違い今を食べる生食ぶどう。旬を楽しみたいですね。
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吉平酒店だより 2020.9 数量限定の特別案内!

 9月に入り涼しくなると思ったら厳しすぎる残暑に、1日が終わる頃にはヘトヘトになっています。日中暑さから逃れるために冷たいものばかり飲んでしまうので、朝と夜は温かいお茶を飲むようにしています。心なしか体もほっとしている気がするので、夏バテ気味の体を労りつつ、食欲の秋に向け整えていこうと思います。  先月の吉平酒店Summer Saleにご来店頂き、ありがとうございました。 松本市、塩尻市からちょっとドライブがてらに朝日村へ。遠出できない今だからこそ、ちょっと息抜きに吉平酒店へ。そう思って頂けたら嬉しいです。そしてもっと身近な村内のお客様にもたくさんご来店頂きました。サンダルや短パンでフラッと行ける距離にあるワイン屋。当店ソムリエも毎年暑さに勝てず、Tシャツ、短パンで接客しております。村内の方が「今日はワイン飲もうと思って~」と来て頂けると、“朝日村にワイン屋がある!”が広まってきているのを感じ、ありがたく思います。  吉平酒店は山奥の田舎にあっても、土蔵の店内に入ればワインにとって最高の環境で、私差の思うおいしいワインを取り揃えるという事を、開業当時から変わらずに続けています。ワイン初心者の方でも、ワイン好きな方でも、吉平酒店には ワクワクするようなワインがきっとあります。今はなかなかできないけれど、ワイン会を通してご紹介したいワインもたくさんあります。コロナ禍にあり、何かと厳しい状況が続いていますが、吉平酒店はブレずに「おいしいワインを日常に」を続けていきたいと思います。
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吉平酒店だより 2020.8 カンティーナ・リエゾー

 長い長い梅雨が終わり、やっと夏らしい8月になりました。梅雨時期に種まきした朝顔がにょきにょき伸びてきたので、今から開花が楽しみです。夏の楽しみといえば、“ミョウガ”です。我が家の庭にはミョウガ畑があり、夏になるとミョウガかわんさかとれるので食卓は毎日ミュウガ尽くしになります。味噌汁・そうめん・酢の物...。子供の頃から食べてきたので苦手だと思った事は無く、むしろ好んで食べていました。「私の薬味好きはミョウガからきているかもしれません。(ミョウガ、ネギ、大葉を刻んでしょうゆとかつお節をかければお酒もごはんも進みます!)今年はミョウガの炊き込みごはんというのを見たので、チャレンジしてみようと思います。
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吉平酒店だより 2020.7 ワインのキャップシール

 7月に入りました。時折激しく降る雨を気にしつつ、晴れ間を見つけては家のことや娘と散歩をしています。最近の散歩の楽しみは“木の実”です。桑の実、木イチゴ、フサスグリ。山の際を歩いていると、色々な自然の実と出会えます。娘にとってあげつつ自分ももぐもぐ。幼い時食べた味が今また新鮮に感じるのは、ワインにつながる所があるからでしょうか、ピノノワール種のぶどうを使ったワインは、木イチゴの香りやスグリの甘酸っぱさを感じたりします。桑の実(マルベリー)はカベルネソーヴィニヨン種の表現として使われますが、この辺りのものは粒が小さく、もっと可愛らしいシラー種を感じることができます。  自分が子供の頃はただのおやつだった自然の木の実が、こんな形でつながっているなんておもしろいですね。今は何も考えずもぐもぐ食べている娘が、大きくなって甘いお菓子や果物の味を覚えたとしても、どこかで(ワインだとなお良いですが)「あの時の!」とこの自然の木の実の味を思い出してくれたら嬉しいです。
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吉平酒店だより 2020.6 ソムリエとは

 6月に入りました。なんとなくすっきりしない天気と、じとっとした湿気.....。シュワっとしたお酒が飲みたくなりますね。年がら年中シュワっとしたものといえばハイボールを好んで飲んでいる私ですが、とってもおいしいハードリカーに出会えました!それは国産のクラフトジン「青舞 (おおぶ)」です。こんなに華やかで癒されるジンは初めてです。あっという間に1本空いてしまいました。気になる方はぜひ吉平酒店まで!(宣伝)  さて、2020年も上半期が終わろうとしています。という事で、吉平酒店ソムリエが上半期印象に残ったワイン5選をご紹介したいと思います。
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吉平酒店だより 2020.5 ワインとお花のギフト

 肌寒さを感じる事の多かった4月が終わったと思ったら、5月に入っていきなり30℃!!びっくりしてしまいますね。「Stay Home」で始まった5月の連休。幸い自宅の庭は子供が走り回れる位の広さがあるので、日々子供と一緒に庭に出て外の空気を吸っています。庭や田んぼのあぜを眺めながら、「たんぽぽがもう綿毛に...」と最初は草花を愛でているのですが、そのうち「畑の独活そろそろ採ってもいいかな」とか「コゴミたいぶ出てきたじゃん」と食べる事ばかりになってきます。食いしん坊なので仕方ないですね。どこにも行けないので、食べる事が一番の楽しみになってきます。山菜や畑の独活を天ぷらにしてみたり、松本の飲食店さんのオードブルをTake Outしてみたり。家族で食を楽しんでいます。おいしい食事にはおいしいワインも必要です。奮発して私物のブルゴーニュの赤をしみじみ味わい、スペインの白をぐいぐい飲んで幸せな気持ちになっています。心も体も塞ぎがちになっている今、人それぞれ気分転換の方法はあると思います。深呼吸して気持ちを切り換えつつ、3密を避けてお家で楽しく過ごせると良いですね。
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吉平酒店だより 2020.4 通販開始とお花のギフト

 朝日村では4月に入り梅の花は咲き、桜の花もそろそろといった感じにほころび始めています。庭の草木の様子を見ていても、今年は芽吹くのが早いように感じます。あまりに早く花が咲いたり、草木が伸びるのを見ていると子供の成長と重ねてしまい、もうちょっとゆっくりでいいよと思ってしまいますね。  さて自粛ムード漂う3月でしたが、吉平酒店では3月20日・21日と松本のアカリエさんにて吉平酒店ワインバーをさせて頂きました。外に出る事にネガティブな今だからこそ、来て頂いたお客様には、ポテンシャルの高い(お値段も高い)ワインを気軽に飲んでほしいと、色々な銘柄のワインをグラス1杯から楽しんで頂くワインバーでした。赤・白・泡の13種類をお出ししたのですが、初日と2日目ではワインの印象が違うものが多く、ご自宅で飲まれる場合でも数日かけて頂くより1本のワインをじっくり味わって頂けるのではないかと思いました。最終日には今度はいつワインバーするの?といった嬉しいお声も頂きましたので、場所はどこになるか分かりませんが企画したいと思います。お楽しみに!
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吉平酒店だより 2020.3 専門店の強みとは?

 春の気配がそこかしこに感じられるようになりました。ふきのとうはつぼみが見え始め、福寿草はしっかりと花開いています。春を細やかに感じるようになったのは、最近朝10分・昼10分と歩いているからなんです!すべては健康&ダイエットのためなんですが、気分転換にもなるし、頭がすっきりして気持ちが良いですね。10分歩くだけではさほど運動にならないと思いますが、私なりに工夫していて、できる限りの大股で歩いています。そして家から鎖川の方へ下り、そこから坂を登るというルートなので、けっこう太ももにきています。こうしてたよりに書くことで自分にプレッシャーを与えていますので、やんわり見守って頂けたら幸いです。  さて先月は、今年で3回目のイベントと初めてのイベントがありました。3回目の参加となる「なでしこマーケット」は、女性企業家によるイベントです。おいしいものやかわいい雑貨、キッズステージなど、内容もりだくさんのにぎやかで楽しいイベントです。今年も新しいお客様と出会う事ができ、吉平酒店を多くの方に知って頂く良い機会になりました。初めてのイベントは、朝日村観光協会主催の「ほろよいワインの週末」という企画でした。朝日村のゲストハウス「かぜのわ」で行われ、ワインと松本のあさひ堂さんのスペシャルお弁当を食べながら、当店ソムリエによる普段のワインの楽しみ方の話を聞いて頂きました。朝日村にはゲストハウスや宿泊コテージといった泊れる物設があるので、お酒を飲む企画でも対応できます。村の酒屋である吉平商店として、何ができるのかな?と可能性を感じられる会でした。
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吉平酒店だより 2020.2 食事と合わせる簡単なポイント!

 冬らしくない暖かな1月が終わり、2月に入りました。昨年も暖かだったなと思い、たよりを見返してみると同じように雪が降らないと書いていました。朝日村も20年位前は12月から雪が降り始め、1月の外は銀世界、雪かきはほぼ毎日でした。学校から帰ってくると田んぼの土手でソリ滑り。村の天然スケートリンクもよく行きました。20数年の内にここまで気候が変わるとは思っていませんでした。親になってみて、子供には冬は冬らしく雪と共に遊んでほしいなと思います。吉平酒店の店舗は、保湿・保湿性の高い「土蔵」にエアコンを使用せず地中の熱を利用する「地中熱冷暖房システム」でワインに最適な環境を作っています。ワインは嗜好品です。人間が楽しむための物です。そんなワインを扱っているからこそ、人間だけがおいしいワインでHappyではなく、環境にも優しい酒屋でありたいと思います。「地中熱」に先月から始めた「手提げ袋いりませんで50円引き」など、吉平酒店ができるエコな事をコツコツ進めていきたいです。
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吉平酒店だより 2020.1 新年の抱負

あけましておめでとうございます  旧年中皆様には吉平酒店にご来店・ご注文、そしてワイン会やセミナー等、ご参加頂きましてありがとうございました。吉平酒店も4年目を迎え、吉平 = ワインが定着しつつあるのを感じる一方、そのワインがより満足度の高いもの、お客様が求めているものを提供できているのか日々試行錯誤しています。「吉平さんの所なら大丈夫!いいものそろえてくれる!」と皆様に思って頂ける様、着実に進んでゆきたいと思います。 本年もよろしくお願い申し上げます。  さて、昨年の12月は吉平酒店初のフラワーアレンジメント×ワイン会を松本のアカリエさんで行いました。フラワーアレンジメントのVery Berry Roseさんは「冬のトビラ」イベントで毎年ご一緒させて頂いたご縁で、この会の開催となりました。まずはフラワーアレンジメントのレッスンで卓上花を作り、完成品を飾ったテーブルでランチをして頂いたのですが、テーブル全体が華やかで特に匂いも気にならず、素敵な空間でのランチとなりました。最近は今回に限らず文化サロン的な所からもお声がけを頂き、ワインの幅広い可能性を感じています。  フラワーアレンジメント×テーブルコーディネイト×食事(もちろんワイン込みで)。目で見て楽しく、食べて飲んで楽しいワイン会!さらに発展させていきたい良い企画でした。次回もご期待下さい。