吉平酒店だより

吉平酒店だより 2024.05・06 ワイン会in馳走よしひらのお知らせ

吉平酒店だより 2024年5月・6月合併号です。 PDF版はこちらから⇒吉平酒店便り 2024.5・6(PDF) 以下画像はクリックで拡大表示されます。
吉平酒店だより

吉平酒店だより 2024.04 新入荷のアルザスワイン

吉平酒店だより 2024年4月号です。 PDF版はこちらから⇒吉平酒店便り 2024.4(PDF) 以下画像はクリックで拡大表示されます。
吉平酒店だより

吉平酒店だより 2024.03 お花見弁当のご案内

吉平酒店だより 2024年3月号です。 PDF版はこちらから⇒吉平酒店便り 2024.3(PDF) 以下画像はクリックで拡大表示されます。
吉平酒店だより

吉平酒店だより 2024.02 密かな挑戦!

 お日様がでていると春が来たかのように暖かく、夕方陽が沈みかけると鉢盛山から強い風が吹いてきて真冬の寒さに戻る朝日村です。今年はほとんど雪が降らないですね。雪かきをしなくてよいのは楽ですが、水不足等心配な事もあります。あとは雪遊びやソリ滑りがしたくてたまらない娘が少しでも雪が舞うと、窓の外をず~っと眺めています。そんな姿を見ると2月はもう少し雪が降ってくれるといいなと思います。  さて、吉平酒店・馳走よしひらでは2月・3月・4月とワイン会が目白押しです。まずはコラボイベントからご案内していこうと思いますので、気になる会がございましたら皆様ぜひご参加下さい! 初 ビストロ響さんとのコラボイベントを開催いたします! テーマは「食事と通して能登半島地震の復興活動の支援をするチャリティーイベント」です。 このイベントの収益から5万円を寄付させていただくと共に、一部石川県の食材やワインをコースに組み入れ召し上がっていただきたいと思います。皆様のご参加お待ちしております。 日時:2024年2月12日(月・振替休日) 開場:17:30~ 開始:18:00 定員:14名様 会費:15,000円(税込)現金のみでお願いいたします。 場所:ビストロ響(長野県松本市深志1-5-6) 問い合わせ・申し込み:ビストロ響 0263-88-3654 までお願いいたします。 カンティーナ リエゾーさん&吉平酒店・馳走よしひらのコラボイベントのお知らせ! 今回は新設されたカンティーナ リエゾー ラウンジにて圃場とワイナリーを見学していただいた後、吉平酒店で大切に保管されていたバックヴィンテージとカンティーナリエゾー蔵出しの最近ヴィンテージを含む6種類を馳走よしひらの日本料理と共にお楽しみいただけます。席数が少ないので申し込みはお早めに!お待ちしております。 日時:2024年4月20日(土) 11:00~15:00 日程:11:00圃場見学→12:00ワイン会スタート(和食とワイン) 場所:カンティーナ リエゾー ラウンジ(長野県上高井郡高山村大字高井4210-1) 定員:8名様 会費:15,000円(税込) 申し込み:カンティーナ リエゾーHPの「sererva/来店予約」よりお願いいたします。 吉平酒店よもやま話  もう2月になりました。と例年なら言っているのですが、お陰様で1月は年始早々から忙しくさせていただき感覚的には12月の続きといった雰囲気でしたので、1月乗り切ったという気分です。とは言え4年ぶりの里帰りもし、忙しい中でもリフレッシュする時間が作れたかなと思います。  さて、今月から月1ペースでワイン会を行ないます。2月はビストロ響さんという初めての飲食店様と能登半島地震のチャリティーイベント、4月は長野県・高山村のワイナリーであるカンティーナ リエゾーに出向いて、初めて出張で料理もワインも用意するメーカーズイベント(詳細は表面をご覧くださいませ。)を開催予定です。また、3月は当店併設の馳走よしひらにて和食とワインの会を開催予定です。(詳細は下部に記載しております。) ・吉平酒店・馳走よしひらの密かな挑戦  2024年のイベントはワイン会という前提は勿論そのままなので、参加者の皆様としては変わらずワインと食事をお楽しみいただくのですが、チャリティーであったり、馳走よしひらも組み合わせた出張ワイン会であったりと、内部では新しい仕組みや取り組みに挑戦していこうと思います。 ・新しい挑戦の裏側  こういった考えに至った経緯としては、SNSなど情報過多な現状が理由の1つです。最近ではSNSも多様化の時代に突入し、様々な媒体を駆使して周知、告知、集客を行なっているお店が増えていると思いますが、一方で消費者側は各媒体を追い続けているのか?と言われれば、そうではないのだと感じています。当店は酒販店と飲食店の2業態ありますが、どちらも行動の先に参加者の方々がいないと成り立たず、成立させる為には集客が必須となってきます。上記のように実体験としてSNSの集客はそれほど効果が無いのでは?と思い始め、この吉平酒店だよりの方がお客様に気持ちが届いているのでは?と感じています。吉平酒店だよりは1度は当店に来店、イベント参加など関わってくださった方にしか送っていませんので、そうであるならば朝日村という利便性の良くない場所にある当店としては、店舗以外の外仕事をしてお客様との接点を増やした方が、正確なコンセプトと共に周知に繋がるのではないかと考えた訳です。また、その対極にあるのが飲食店である馳走よしひらで、食事を通して利便性やコストパフォーマンスという言葉に縛られない時間を過ごしていただくのが目標です。 ・馳走よしひらワイン会のお知らせ 先に書きましたように高い目標を掲げたので「ローマは一日にして成らず」のことわざの通り定期的にワイン会を開催し研鑽をしていきたいと思います。 テーマ:たまにはフランスワイン以外も良いんじゃないワイン会 日 時:2024年3月8日(金) 17:45~ 場 所:馳走よしひら(長野県東筑摩郡朝日村針尾178) 定 員:8名様 送迎:6名様 広丘駅西口へ17:20にお迎え 会 費:12,000円(税込) 申 込:080-5349-6493(吉平酒店代表番号) ご参加お待ちしております!!
吉平酒店だより

吉平酒店だより 2024.01 振り返りと新年の抱負

 あけましておめでとうございます  旧年中、皆様には吉平酒店・馳走よしひらにご来店・ご注文いただきましてありがとうございました。本年もよろしくお願い申し上げます。  新年のあいさつの冒頭ではございますが、元日の自身で被災された皆様ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。朝日村も震度3ということで多少揺れたのですが、それでも元日の家族集まってガヤガヤしてる時でしたのでかなり驚きました。それを思うと被災地の方の驚きと不安は計り知れないほど大きかったのではないかでしょうか。一日も早く被災地の方が、安全に心穏やかに過ごせるよう心よりお祈り申し上げます。  昨年はコロナ禍明けということもあり、徐々にですがワイン会を再開することができました。馳走よしひらで主催のワイン会を開催することができ、長年思い描いてきた自分たちで作った料理とワインを組み合わせて提供することが叶いました。今年は、2023年から再開したワイン会や馳走よしひらの料理をより掘り下げて密度の濃いものにしてゆきたいと思います。  2024年も吉平酒店・馳走よしひら共に張り切ってまいりたいと思います。ご来店お待ちしております。 吉平酒店・馳走よしひら お休みのお知らせ ★吉平酒店→1月14・15・16日 ★馳走よしひら⇔1月14・15・16・21・22日 上記がお休みとなります。ご迷惑をお掛けしますが、よろしくお願いいたします。 今月おすすめワイン Happy New Year 2024年は辰年なので、エチケットにタツノオトシゴが描かれたワインのご紹介です。  パシュート ソーヴィニヨンブラン2021 ステンレス発酵(右) 税込¥3,850  496八重原メルロー2019(左) 税込 ¥7,150 シクロヴィンヤードは長野県東御市八重原にて、ご夫婦で営まれている小さなワイナリーです。強粘土質土壌から造られるワインは、粘性が強く中身のギュッと詰まった存在感のある味わいが魅力です。 吉平酒店よもやま話  明けましておめでとうございます。2023 年は格別の御愛顧を賜り誠にありがとうございました。  お陰様でなんとか1 年を過ごすことが出来ました。旧年中は忙しさにかまけて、この吉平酒店だよりを書く事が出来なかったのですが、新年明けたら明けたで北陸の地震があり波乱のスタートとなってしまいました。とは言え、粛々と日々の仕事をするしかない当店としては、新年の始まりという事もあり抱負を語っていきたいと思います。 ・2023 年を振り返って サラッと2023 年の振り返りをしてみますと、為替変動や物価高騰など逆境の中過ごした1 年でしたが仕事としてイレギュラーなものは少なく、金額の大小はあるもののいつものお客様に御愛顧いただきワインを御購入いただきました。また、馳走よしひらでは4 月から店舗営業を再開させてから、お弁当やオードブルのご注文に加え店内飲食も尻上がりに御予約いただけるようになり忙しくさせていただきました。ひとえに皆様のおかげです。誠にありがとうございました。 ・2024 年の抱負 新年の抱負といえばポジティブな話かと思いますが、吉平酒店の取り扱いの大部分を占めるフランス・ブルゴーニュワインに関して大きな分岐点に立っています。その要因が価格の高騰です。元々ブルゴーニュワインは高価格帯のジャンルであったのですが、近年これに拍車がかかりってきました。2023 年はかなり頑張ってブルゴーニュワインを買い続けてきたものの、一部の愛飲家にとっては飲み続けたいワインでも、大多数にとっては今や高過ぎるワインとなってしまっています。ただこれは物販視点の話で、吉平酒店には馳走よしひらというもう一つのエンジンが搭載されています!馳走よしひらは限られた席数や立地条件というメリットとデメリットがありますが、基本的に新規顧客の少ない日本料理店として自然と紹介制のような形で営業しています。これが意味するところは、リピーターの方が大切な方との食事、もしくは食事とワインを満喫したい時に御来店いただき、尚且つ懐刀的に取っておきたいので大々的に紹介しないという特殊な形で御利用いただいているという事です。また実際に営業をしている本人としては、開店当初と現在では料理のバリエーションも増え、パフォーマンスも上がっていると感じています。また、まだまだ改善点など余地があり発展途上ですので、これからもっと楽しくなるという期待感があります。そういう意味ではお客様主催のワイン会を含めリピートする楽しみがあるお店かと思いますし、今年1 年でどこまでクオリティーを引き上げられるか分かりませんが、引き続き頑張っていきたいと思います。 ・最後に… 2023 年は朝日村のこども食堂として企画されたカレー大作戦の参加や輸入会社企画の売上の一部が寄付されるワインの販売など、事業を始めてからやっと少しずつ社会貢献が出来るようになってきました。まだまだどうなるか分からない小さなお店ですが2024 年も自分達の出来る限りを精一杯やっていこうと思いますので、変わらぬご愛顧を何卒宜しくお願い申し上げます。
吉平酒店だより

吉平酒店だより 2023.12 オリジナルワイン第二弾“ARATA(アラタ)”

 寒かったり、暖かかったりと、どうにも体が慣れない今年の冬です。あっという間に年末になってしまいますが、体調を整えつつ12月を楽しみたいですね。  今回のたよりはお知らせがたくさんあります。よろしくお願いいたします。 吉平酒店 価格改定のお知らせ いつも吉平酒店をご愛顧いただき、心より感謝申し上げます。2024年1月9日より端数調整のため、ワインの価格を数十円~数百円値上げさせていただきます。一律の値上げではございませんので、価格の変わらない銘柄もあります。事務作業簡略化のための値上げですのでご理解いただければ幸いです。 よろしくお願い申し上げます。 吉伊原酒店 Winter Sale!!!! ワイン全品表示価格より 10%OFF!! 12/18(月)~1/8(祝)まで ★まとめ買いのチャンス!お待ちしております★★★ お待たせしました!吉平酒店オリジナルワイン第二弾“ARATA(アラタ)”が発売となります。 ARATA(アラタ) 税込¥3,300 詳しくは裏面をご覧下さいませ。発売日は12月20日頃を予定しております。決まりましたらInstagram等SNSでお知らせしたいと思います。よろしくお願いいたします。 吉平酒店・馳走よしひら年末年始お休みのお知らせ ・吉平酒店は年末年始休まず営業いたします。お年とりのワインやお正月のワインたりないな~なんて時も吉平酒店へ!お待ちしております。 ・馳走よしひらは12月25日~1月7日までお休みとなります。 よろしくお願いいたします。
吉平酒店だより

吉平酒店だより 2023.11 フランスワインの今

 家の窓から見える鉢盛山や他の山々も赤や黄色のグラデーションが美しいです。紅葉を見るたびに秋の深まりを感じます。最近は温暖化もあってか春と秋がとても短いように感じます。過ごしやすい気温かつ自然の美しさを目で楽しめる秋が大好きなので、この季節がもっと続いてほしいなと思いますが気温はどんどん下がって厳しい冬がやってきますね。朝と日中の気温差が激しいですが、皆様体調崩されませんようお過ごし下さい。  さて、吉平酒店はおかげ様で操業7周年を迎えることができました。日頃からの皆様のご愛顧に深く感謝いたします。創業当時は広々としていた土蔵の店内も今では隙間なくワインに埋め尽くされ、足の踏み場が無くなることもしばしばです。始めは口コミで来店して下さる方が多かったのですが、今はSNSを見て来て下さる方が多いのも7年前と変わってきているなと感じます。朝日村という田舎でワイン専門店という尖った店ですが、皆様が美味しいワインに出会うお手伝いをさせて頂けるよう馳走よしひらも含め発信し続けていこうと思います。コンディションの良い美味しいワインが飲みたい!和食のお料理と一緒にワインもしっかり楽しみたい!どちらも吉平酒店・馳走よしひらにお任せ下さい。8年目はワイン・御料理共に掘り下げて、より密度の濃いものにできるよう努めて参りたいと思います。よろしくお願いいたします。 ワイン会のお知らせ フランスワインの“今”を楽しむ会 今回はフランスワインの新しい生産形態である“シャンパーニュアルチザン”とブルゴーニュの“マイクロネゴシアン”2つのテーマにフォーカスしてワインとお料理を楽しみたいと思います。聞き慣れない言葉で難しいように感じますが、いつも通り気軽に美味しいワインを皆様に味わって頂きたいと思います。お料理はyumyum(ヤムヤム)さんのフランス料理のコースです。2023年最後のワイン会となりますので、ぜひご参加下さいませ。お待ちしております。 ・日時 12月10日(日)17:30会場 18:00スタート ・場所 SHOKUDO&CAFE yumyum(松本市中央4-2-22 松本市美術館内) ・会費 12,000円(税込) ・定員 12名 ご予約は吉平酒店080-5349-6493までお願いいたします。 吉平酒店よもやま話  もう既にご覧いただいた方もいらっしゃるかと思いますが、JR東日本が発行する新幹線車内サービス誌「トランヴェール」に掲載させていただきました。11月中はJR東日本が運行する新幹線(北海道・東北・上越・山形・秋田・北陸)の座席ポケット等に搭載されていますので、新幹線での移動の際に是非ご覧くださいませ。  さて、表面に詳細がありますが、来たる12月10日(日)に2023年最後のワイン会「フランスワインの今を楽しむ会」を開催します。今回はフランスワインの新潮流「シャンパーニュ アルチザン」「マイクロネゴシアン」という2 つのテーマにフォーカスし、大きな括りでワインをご用意しております。特に法的な規制はなくコマーシャルとも捉えられる言葉ですが、この言葉を冠したワインはいずれも世間に受け入れられており高い評価を得ています。 ・シャンパーニュ アルチザン フランス語で「職人気質」を指すアルチザンが付けられている通り栽培や醸造にこだわり、テロワールや造り手の考えが大きく反映されたシャンパーニュメゾンの総称です。また、アルチザンと称される造り手は家業がシャンパーニュ メゾンの跡取りの場合が多く、強いこだわりの為か生産量が極端に少ないのも特徴です。 ・マイクロ(ミクロ) ネゴシアン ネゴシアン形態は、ブドウ原料もしくはワインを購入し、自社ラベルとして販売、または樽やワインの状態で販売するワイン商の事を指します。今回ご紹介するマイクロネゴシアンは、畑こそ所有していませんがそれ以外はブドウ栽培から醸造、販売を行なうドメーヌという形態と同じです。また、これらの造り手はワイン造りをコンサルティングするのに長けた方が多いのも特徴です。 ・フランスワインの現状 ~なぜこの潮流が生まれたのか?~ この2 つの潮流はここ10年の間に生まれたもので、この頃から原点回帰という考え方や地価の高騰に拍車がかかってきました。シャンパーニュではブルゴーニュのドメーヌの様に技術に頼り切らないテロワールの追究にストイックで、アルチザンの第一世代であるジャック セロスに師事する生産者が多くいます。一方、ブルゴーニュでは畑の価値が高騰し、おいそれと畑を購入出来ない状況になり、新しくワイン造りをしようとする場合は既存ワイナリーの後継者か、生産者からブドウを購入するという2択となってきます。そこで生まれたのが、畑こそ所有していないが畑仕事(栽培の技術指導を含む)と醸造を行なうマイクロ ネゴシアンという形態です。マイクロ ネゴシアンもシャンパーニュ アルチザン同様にテロワールの追究にストイックなのが特徴です。 この様な現代フランスワインをお楽しみいただける会ですので、是非ご参加くださいませ。皆様のご参加をお待ちしております!
吉平酒店だより

吉平酒店だより 2023.10 ランブルスコ

 10月に入りやっと涼しくなりました。ですが急に涼しくなったので体と衣替えが全く追いついておりません。服は自分はとりあえず半袖の上に一枚羽織り、せっせと子どもの服を暖かいものに切り替えています。体は寝不足が体の不調にすぐつながるようになってきたので、ちょっと調子悪いな~と思ったらしっかり食べて寝る事を心がけるようにしています。最近は小麦の価格高騰という事もあり、家ではお米を食べる機会が増えたのですが、以前にも増してお米おいしい!と思うようになりました。炊きたての白ごはんはもちろんの事、梅干しやわかめなどおにぎりもおいしくせっせと握っています。家でお米を作ってて良かったな~としみじみ思います。お米をしっかり食べる事で腹もちも良く、疲れてバテる事も少なくなりました。食欲の秋はおいしいものがたくさんありますが、基本の主食を大切にしてゆきたいと思います。  先月は馳走よしひらにて吉平私物ワインを楽しむ会を開催致しました。ご参加下さった皆様ありがとうございました。私が飲みたい!と思ったワインという偏ったラインナップでしたが、如何だったでしょうか?シャンパン、ボルドー、安定のブルゴーニュとどれも素晴らしかったのですが、個人的にはコンドリューの凝縮感がありしなやかな質感が印象的でした。中々皆様と一緒に飲みながらというのは難しかったので、グラスに残しておいて後で楽しませて頂きました。片付けの時グラスを割らずに終えられた事は良かったです。和食とワインを皆様に楽しんで頂ける会を今後も考えてゆきたいと思います。ご期待下さい! 今月の新入荷ワイン zanasi(ザナージ) ・ランブルスコ ディ ソルバーラ セッコ ロザートNV 税込¥2,300 日本ではなかなかお目にかかる機会のないランブルスコ。 軽やかな味わいで、ピノノワール好きにお試し頂きたい1本です。 ・ランブルスコ グラスパロッサ ディ カステルヴェトロ ブルーノ ザナージNV 税込¥2,300 インポータ―の担当さんの話では、珍しいロゼよりも売れているそうで、比較対象が多いほどその品質の高さを感じて頂ける赤ランブルスコです。 ★ランブルスコについては裏面をご覧下さい。 吉平酒店よもやま話 今月は当店としては珍しく量販店でも目にする機会が多いランブルスコという微発泡ワインが入荷しましたので、ランブルスコについてと量販店で売られているものとの違いをご紹介したいと思います。 ・Lambrusco(ランブルスコ)について ランブルスコはイタリア・エミリア ロマーニャ州で造られる微発泡ワインで、日本では赤が一般的ですがロゼや白も生産されています。また一口にランブルスコと言っても実は種類がたくさんありますので、目安をご紹介します。 ☆ランブルスコ ディ ソルバーラ(ランブルスコ ソルバーラがブドウ品種) ☆ランブルスコ グラスパロッサ ディ カステルヴェトロ(ランブルスコ グラスパロッサがブドウ品種) ☆ランブルスコ ディ サラミーノ ディ サンタ クローチェ(ランブルスコ サラミーノがブドウ品種) 上の表の3 生産地が高品質のものが多く、甘辛度もSecco セッコ(辛口)、Semi-Secco セミセッコ(やや辛口)、Amabile アマービレ(やや甘口)、Dolce ドルチェ(甘口)があり、目的に応じて使い分けが出来ます。 ・ランブルスコ×食事 辛口のものは同じエミリア ロマーニャ州の特産品であるパルマ産プロシュット(生ハム)、ボロネーゼ(パスタ)、パルミジャーノ レッジャーノ(チーズ)が定番の組み合わせで、これだけでコース料理として楽しめそうでしたが、他にも中華やエスニック料理との組み合わせもお勧めです。また、甘口のものはチーズやデザートとお楽しみいただけます。 ・今回新入荷したランブルスコのご紹介 ☆Zanasi(ザナージ) 今回新入荷したランブルスコの生産者であるザナージはグラスパロッサの中心地で4 代に渡り100 年以上ワイン造りを行っており、伝統を重視したシンプルな有機農法で栽培しています。長くワイン造りをしていると当然高樹齢のブドウの樹も多く、ピュアで複雑味のある本物のランブルスコを生み出しています。 ★Lambrusco di Sorbara Secco Rosato NV (ランブルスコ ディ ソルバーラ セッコ ロザート) 気軽にお楽しみいただけるスタイルのロゼ微発泡ワインで食前酒としてもお勧めですが、定番の生ハムは勿論、餃子やマルゲリータピザなど様々な食事とも軽やかにお楽しみいただけます。 ★Lambrusco Grasparossa di Castelvetro Secco“Bruno Zanasi”NV (ランブルスコ グラスパロッサ ディ カステルヴェトロ “ブルーノ ザナージ”) 親しみ易いスタイルの赤微発泡ワインで食前から食中まで幅広くお楽しみいただけますが、定番の組み合わせだけでなくスパイスカレーなどとも楽しめる汎用性の高さも魅力です。
吉平酒店だより

吉平酒店だより 2023.9 マーカス モリトール

 9月に入ってもまだまだ暑い日が続いていますね。厳しい暑さもですが、雨が降らない日も続いています。畑もカラカラ、川の水もかなり減ってしまっていて心配です。毎朝刺さるような日差しにげんなりしながらハウスの野菜に水やりをしています。「もう暑いのはいいから、涼しくなってくれ~雨降ってくれ~」と願わずにはいられません。長い残暑になりそうですが、皆様体調崩されませんようお過ごし下さいませ。  さて、先月の吉平酒店Summer Saleにはたくさんのお客様のご来店誠にありがとうございました。初めてご来店の方も多く、(もう慣れっこですが)こんな所でワインの専門店!?の反応もたくさん頂きました。しかし土蔵という土壁でできた建物の中で地中熱を利用してワインを管理しています。と説明すると「ワインにとって理想的な場所だね」とおっしゃって頂けます。そうなんです、地中熱で管理されたコンディションの良いワインは美味しいんです!とはいえ朝日村って遠いですよね。私達もたまに市内へ行く道すがら朝日村から行くのは遠いなと感じます。そんな朝日村まで遥々来て下さるお客様のために美味しいワインを取り揃えご提案できるよう努めてまいりたいと思います。ご来店お待ちしております。 吉平私物ワインをみんなで飲もう!の会 私事ですが昨年の出産の前後1年位お酒を断っていまして、最近やっと飲めるようになりました。飲めるようになったらアレ飲もう!と色々考えてきましたが、せっかく開けるなら皆様と一緒に楽しもうと会を企画しました。すべてのラインナップは決まっていませんが、1986年のシャトーコスデストウルネルを開けようかなと思っています。少ない人数ではございますが、ぜひご参加下さいませ。 日時:9月16日(土)17:45スタート 場所:馳走よしひら(朝日村針尾178) 会費:12,000円(税込)※会席のコース料理+ワイン 定員:8名(送迎は6名様まで) ★ご予約は吉平酒店までお願いします TEL080-5349-6493 ★馳走よしひら⇔広丘駅の送迎を当店で行いたいと思います。 ご希望の方は予約の際にお申し付けください。 上り17:17着、下り17:18着がございますので17:20にお迎えにあがりたいと思います。 吉平酒店よもやま話 最近の吉平酒店だよりを見返してみると、ワイン会などイベント告知が多くあまりワインの紹介が出来ていませんでしたので、今月はワインの紹介をメインにしていきたいと思います。 ・Markus Molitor(マーカス モリトール) 近年入荷数が増えているマーカス モリトールはドイツ・モーゼルにあり、ワイン評価誌ワインアドヴォケイトにて2011 年に100 点、2013 年には3 銘柄同時に100 点という偉業を獲得した経験があります。ミシュランの様な独自の3 段階の★指標とキャップシールの色によってワインのタイプが明確に分けられているので、ワインの見た目が購入時の目安にもなる親切な生産者です。 リースリング グラーハー ヒンメルライヒ カビネット 2020 ¥3,350 昨今のリースリングは辛口至上主義という風潮が垣間見れますが、このリースリングは昔懐かしいオフドライタイプです。ただ、ひと昔とは気候や技術が違いますので、瑞々しく丸みのある果実味と伸びのある酸のバランスが良く、甘やかで親しみ易さに土壌由来のスモーキーさも感じられる白ワインです。 ピノノワール ロゼ ハウス クロスターベルク 2022 ¥2,260 完熟した赤果実を中心とした華やかな香りとフルーティーな果実味、伸びやかなミネラルと酸の骨格により、甘やかなで親しみ易くありながらスッキリとした余韻で軽やかにお楽しみいただけます。また、バランスの良い味わいで様々な食事と合わせられるオールラウンダーなロゼワインでもあります。 ピノノワール ブラウネベルガー マンデルグラーベン* 2018 ¥4,870 ドイツではシュペートブルグンダーというピノノワールの別称がありますが、ブルゴーニュ地方の苗木を植えている事からピノノワールと表記しています。この事からもブルゴーニュワインとよく比較されていますが、やはり土壌由来のスパイシーなミネラルの骨格と余韻がドイツらしい赤ワインです。 リースリング ユルツィガー ヴュルツガルテン シュペートレーゼ 2020 ¥3,850 リースリングで造られた甘口ワインで、柑橘類の砂糖漬けや土壌由来のスパイスのニュアンスがやや塩味を感じるミネラルのニュアンスと調和して感じられます。勿論ただ甘いだけでなく、7.5%という低アルコールが親しみ易く、豚バラや羊のような脂のある食材ともお楽しみいただけます。 ・少しだけワイン会について… ワイン専門店をやっていますと「秘蔵のワインがあるんでしょ?」と良く聞かれます。確かに店頭に並んでいないワインはありますが、特別なワインほど期待と不安で開け時が分からないものです。そこで今回はそんな私物ワインの中からいくつかを厳選して、豪勢に、ゆっくりとしたワイン会を開催と思います。ちなみに、アルコール解禁した店主も飲みます(笑) 普段のワイン会とは違う特別会ですので、是非ご参加くださいませ。
吉平酒店だより

吉平酒店だより 2023.8 好きなワインの見つけ方

 イベントラッシュの7月が終わり、気がつけば8月に突入しておりました。暑さが体に堪える日々ですが、朝からしっかり食べて、子どもと一緒によるは寝ているので、元気に過ごせています。熱中症にならないためには朝食と睡眠が大事みたいですね。しっかり食べて、寝て暑い暑い夏を乗り切りましょう。  7月後半の馳走よしひらでのワイン会、朝日村子ども食堂「カレー代作戦」への参加と初めてのイベントが続きました。馳走よしひらでの「古酒の会」は店の席数の都合上8名という少人数でしたが、自分達の料理とセレクトしたワインを合わせるという、ワイン屋と料理屋を始めてからずっとやってみたかった事ができた会となりました。私達は食べる事が大好きなので、ワイン会を開催するにあたってもワインと同じ位その時の料理も大切でしっかり食べてもらいたい!と考えています。ですので今回の会も古酒を楽しみつつ和食のお料理もしっかり楽しんで頂けたのではないかと思います。ご参加下さった皆様ありがとうございました。次回は9月ごろ開催予定です。お楽しみに!  そして朝日村の子ども食堂「カレー大作戦」では学童に来ている子ども達とレクリエーションを楽しんだ大人の方総数131食分のカレーを作らせて頂きました。カレーは山崎商店さんに鹿肉を提供して頂き「鹿肉とキャベツたっぷりカレー」でした。当日はボランティアスタッフの方々にも手伝って頂きながら無事作り終える事ができました。子ども達に手渡してカレーを配った後みんなで「いただきます!」の大きな声。その声を聞いた時、この企画に参加してよかったとしみじみ思いました。普段は大人対象にしたイベントばかりでしたので、今回の子ども対象のイベントは新鮮な事が多く勉強になりました。ご協力下さった皆様、いっぱい食べてくれた子ども達、ありがとうございました。  吉平酒店Summer Sale!!!! 8月11日(祝)~8月20日(日)店内ワイン全品10%OFF ※一部Sale対象外の商品もございます ※取り置き商品につきましてはSale対象となりませんのでご注意下さい。 8月15日・16日は吉平酒店・馳走よしひらともにお休みを頂きます。よろしくお願い致します。 吉平酒店よもやま話 先月は馳走よしひらで行われたワイン会にご参加いただき、誠にありがとうございました。その際にワインを楽しみながら様々な質問をいただいたのですが、調理とサービスの両方を行なっておりバタバタで中々適格なお話が出来なかったと思います。今月はそのご質問の回答+年に2 度のセール月でもありますので、ワインの買い方みたいなところをお話したいと思います。 ☆質問と回答 Q:ワインの色合いや味わいは何によって決まるのか? これはワインの基本的な疑問であると同時に深い意味を持つご質問だったかなと思います。答えとしては、土壌、ブドウ品種、醸造方法、熟成期間によって決まります。言葉にすれば簡単な様にも思えますが、ワインは世界中各地で造られ、ブドウ品種も様々、造り手の考え方によって栽培方法や醸造方法は異なり、熟成年数や保存状態によって味わいは千差万別というのが現状です。ですので、以前飲んだアレが美味しかったのでアレに似ているワインが欲しいと言われても、同じ味わいを別銘柄で探し出すのは難しいです。 ☆好きなワインを見つける方法とは? 実は上記の質問はご自身の好みのワインを探す時にとても役立ちます。よく言われるのが同じブドウ品種を探すと良いと言われますが、その他が違えば別物になってしまいます。具体的にどういう事かというと、シャルドネでもソーヴィニヨンブランのようなワインがあり、またその逆もあるといった感じです。 ・ではどうやって好みのタイプを見つけるのか? Step1:国や地域に注目する 国はざっくりとしていますが、好みの味わいのワインを見つけた時に地域まで気に留めといていただけるとかなりのヒントになります。 Step2:ブドウ品種 結局ブドウ品種なんかい!?と言われそうですが、生産地が限定されていない状態でブドウ品種中心に探すとなかなか好みには辿り着きません。でも、生産地域+ブドウ品種まで絞れるとかなりの確率でお好みに近づきます。 Step3:造り手の特徴を知る Step2 まで的が絞れれば後は造り手の特徴だけです。好みにバッチリ合わせるにはこの一押しは重要で、造り手によってはどの銘柄を飲んでも○○の味がするという様な独特の味わいがあるものです。ここを蔑ろにすると結局目的地には辿り着かないと思いますし、ここまでになるとワインが楽しくなってきている頃だと思います。(画像は生産者来日セミナーにてドメーヌ ドラルロの醸造家ジェラルディンヌゴド女史と。) ヴィンテージは当たり年など言われますが、お手元で長期熟成を考える場合か、1 万円以上を御購入の場合、10 年以上の古酒をお買い求めの場合に気にするくらいの補足情報だと思ってください。ご来店お持ちしております。