吉平酒店だより

吉平酒店だより 2023.5 今が買い時のブルゴーニュ

 4月も残すところあとわずかと思っていたら5月になっていました...。びっくりする位あっという間に日々が過ぎてゆきます。馳走よしひらの店舗営業再開から始まり、吉平酒店の業務用試飲会があり合間合間にお弁当やオードブルのご注文が入りとしている中で、頭の片隅には「酒店たより早く書かなきゃ」と思っていました。ですがそうこうしているうちに5月に入ってしまったので、4月号はお休みとなります。毎月楽しみにして下さっている方がいらっしゃったら申し訳ございません。今後たよりのお届けがゆっくりになる月があるかもしれませんが、気長にお待ちいただければ幸いです。  酒店の事、馳走よしひらの事、日々のアレコレとお色々バタバタしている中でも嬉しい事も多々ありました。「飲食店の再開待っていたんです!」と仰ってご来店して下さった方がいたり、遥々香港から日本旅行の合間に吉平酒店の事をSNSで知りご家族で来店してくださったりと酒店と飲食店どちらもやってて良かったな~と思うと同時にもっと頑張ろうと思えました。長野県という広い県の朝日村という田舎の小さな店ですが、続けていれば、発信し続けていれば来て下さる方はいるのですね。その事に感謝しつつ、ご来店して下さる方の期待を超えていけるような店づくりをしてゆきたいと思います。 5月の吉平酒店・馳走よしひらのお休みのお知らせ 5月は田植えや子供をみてもらっている祖父母の都合によりお休みさせて頂く日がございます。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願い致します。 ・馳走よしひらのお休み→5月12・13・14・15・17・21・23日 ・吉平酒店のお休み→5月13日 今月のおすすめワイン ドメーヌ アンドレ ボノーム ・ヴィレクレッセ レ プレトル ド カンテーヌ2020 税込¥7,430 ・ヴィレクレッセ レ カール2020 税込¥7,430 ・ヴィレクレッセ オマージュ ジゼル ボノム2020 税込¥10,330 詳細な説明は裏面に載せてますが、一部の銘柄は2018年・2019年のバックビンテージもあり実はマグナムボトル(1500ml)が税込¥10,450~あります。マグナムボトルは本数が少ないので気になる方はお早めに! 吉平酒店よもやま話  久々のよもやま話となってしまいました。4月号を発行出来なかった理由としては、予想以上に世の中が動き始め吉平酒店の動きも活発になったと同時に馳走よしひらの再開もあり、引き続きイレギュラーばかりの子育てという中で、夫婦共々気付けば4月が終わる…というあっという間の1ヵ月でした。5月こそは頑張ります‼  さて、3月は馳走よしひらのお花見弁当でしたので今月は久々にワインの話をしたいと思います。近年当店がメインで取り扱うフランス・ブルゴーニュ地方のワインは値上がり幅が激しく、毎年何百円単位の値上がりだったのが何千円単位になりつつあります。勿論今後も毎年これが続くとは思いませんが、良くて据え置きだと思いますのでブルゴーニュワインに求められる期待値が高くなっていると思います。そんな中ですが今回は今が買い時のブルゴーニュワインのご紹介です。 ・Domaine Andre Bonhomme(ドメーヌ アンドレ ボノーム)  アンドレボノームはブルゴーニュワインのメインストリートであるコートドールを南に進んだマコネ地区ヴィレクレッセ村にあり、マイナー地域の印象がありますが同じマコネ地区のプイィフュイッセ村にプルミエクリュ昇格が決まった事で注目を集めている地区でもあります。今がお買い得というのにも関わっており、もしヴィレクレッセがプルミエクリュ昇格をした場合は必然と価格が上がりますので、そういった意味でも今がお勧めな生産者です。 ・最新ヴィンテージ2020 年産の上級キュヴェ3選のご紹介です。 VIRÉ CLESSÉ “Les Prêtres de Quintaine” (ヴィレクレッセ“レ プレトル ド カンテーヌ”)  “カンテーヌ村の司祭”を意味し礼拝堂前の畑の平均樹齢95年という古木のシャルドネから造られており、数ある銘柄の中でも創設50年代の復刻ラベルでリリースされている唯一の銘柄です!  古木のブドウによる複雑な果実味は厚みがあり、リッチでありながら酸の伸びがあるバランスの良さは、まず試していただきたいクオリティーの仕上がりです。 VIRÉ CLESSÉ “Les Quarts” (ヴィレクレッセ“レ カール”)  上級キュヴェの中では2018年初リリースという最新作で“石英”という鉱物を銘柄に冠しており、土壌へのこだわりも感じられる銘柄です。  この銘柄の通り石英が土壌に含まれており、インポーターさんの資料には滑らかで甘美なスタイルとありますが、実際に飲んでみると前半は確かに甘美な印象ですが余韻にかけてボリューム感と鉱物的なミネラリーな酸のある伸びのある白ワインです。 VIRÉ CLESSÉ “Hommage à Giselle Bonhomme” (ヴィレクレッセ“オマージュ ア ジゼル ボノム”)  ワイナリーの創始者であるアンドレ ボノームの奥様(現当主の祖母)への敬意を込めた特別な銘柄であり、アンドレボノームの最上級銘柄です。他の5 つの上級キュヴェはそれぞれ畑毎で生産されているのですが、このワインでは各畑の選りすぐりのシャルドネを使用しているブレンドワインです。生産本数1600本しかなく必然的に入荷本数も少ないのですが、タイミングが合えば是非お試しいただきたいです!
ソムリエ日記

暑い季節に飲みたいブルゴーニュの白ワイン

今回はフランス・ブルゴーニュ地方の隠れた銘醸地と称されることの多いサントーバンで、マルク コランやユベール ラミーと並び高い評価を受けるHenri Prudhon(アンリ プリュードン)が初めて入荷しましたのでご紹介と共に試飲した実感をご紹...
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吉平酒店だより 2023.3 馳走よしひら 再開します!

 お天気が悪くすっきりしない空が続いた2月でしたが、3月に入ってやっと暖かな日差しを感じるようになりました。朝・晩はまだまだ寒いですが、日中の暖かさだけでも春を感じる事ができて気分も明るくなりますね。先日家の近所の田んぼ道を散歩していたら「オオイヌノフグリ咲いてるね」と娘が教えてくれました。野の花に興味を持ってほしいと思い、田んぼ道を歩くたびに〇〇が咲いてるねと語りかけてきて良かったと娘の得意そうな顔を見て嬉しくなりました。今はお休みしていますが、馳走よしひらのお花も自分で山や川添いを歩いてとってきたものを飾っていました。お花を習っていたわけではないので自己流でしたが、買ってきた花ではなく今そこにある朝日村の季節を感じると共に、普段生活している中でなかなかとれないであろう野の花を見てほっとする時間がお店の中であったらという思いからでした。日本料理では旬を大切にしますが、旬の中でも細かく分けられ、食材の出始めを「はしり」と言います。はしりとは初物の事で「初物を食べると75日寿命が伸びる」などと言われ、日本料理では初物をお出しする事にこだわりを持っています。今はハウス栽培もあり、寒さなど関係なく、全国からその土地にないはしりの食材が手に入るようになりました。ですが馳走よしひらでははしりの食材もありつつ、その土地の「今」を大切にして食材をお出ししてゆきたいと思います。今、朝日村で芽吹きだしたふきのとう、今出荷の始まった天龍川の若鮎など、朝日村や信州の「今」を感じて頂けるお店にしてゆきたいと思っております。下記でもお知らせしますが、馳走よしひらを4月より再開いたします。ぜひ新しい「馳走よしひら」と信州朝日村の「今」を感じにいらして下さい。 4月より馳走よしひらを再開いたします。 出産に伴いお休みしていた馳走よしひらの店舗営業を再開いたします!お休みの間、いつ再開するの?と沢山お声がけ頂きありがとうございました。ようやく落ち着いてきたので、少し営業形態は代わりご不便おかけしますが徐々に始めてゆきたいと思います。皆様どうぞよろしくお願いします。 ・・・馳走よしひら新しい営業形態のご案内・・・ ・1日1組(最大8名様まで)当面の間昼営業のみとさせて頂きます※夜営業応相談 ・定休日 日・月・火 ・5,500円(税込)・8,800円(税込)のおまかせコース ・1週間前までの完全予約制 TEL07011865589 折詰め弁当・お花見弁当ございます。こちらもどうぞご利用下さいませ(詳しくは裏面で) 3月・4月限定!! 馳走よしひらのお花見弁当の御案内 お花見シーズンにピッタリな華やかな御弁当を2 種類御用意しました。 朝日村産のヤマメや朝日村と姉妹都市の愛知県幡豆郡吉良町(現:西尾市)の鰻など朝日村に関わりのある食材、白馬の湧き水で育てられた信州サーモンや信州ジビエの鹿など、信州の里山らしさを感じていただけます。 お花見弁当(信州サーモンちらし寿司) 税込1,950 円(税別1,805 円) お花見弁当(一色・吉良町産鰻ちらし寿司) 税込3,240 円(税別3,000 円) ※写真と内容が異なる場合がございます。御了承くださいませ。 また通常の1,620 円、2,160 円、3,240 円の御弁当も承っております。 馳走よしひらは長野県東筑摩郡朝日村にあり、関西で料理を学んだ夫婦が営む1日1組8席限定の小さな日本料理店です。海と接しない長野県らしい川魚や山肉、地場の新鮮な野菜を中心とした食材を使った信州にフォーカスした会席のコース料理を、同敷地内に併設された吉平酒店の厳選したワインや日本酒と共にお楽しみいただけます。 馳走よしひら Tel : 070-1186-5589 インスタグラム、フェイスブックもあります。
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ボルドーの古酒を気軽に

古酒というと既に高いというイメージがありますが、今回はセカンドラベルという気軽にお楽しみいただけるボルドーワインをご紹介したいと思います。 No2 du Chateau Lafon Rochet 1996 Chateau Lafon Roc...
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吉平酒店だより 2023.2 バローロとは

 お正月気分も抜けきらぬうちに1月が終わり、2月に入ろうとしています。今このたよりを書いている1月中旬はわりと暖かく過ごしやすいのですが、1月後半にかけて今季最強寒波が来るということで、今からドキドキしています。先日同じ長野県内の飯田市へ行くことがあったのですが、とても暖かくビックリ!ダウンを着て行ったのですがそんな厚着している人はほぼおらず、朝日村との気温の差に長野県は広いんだなと改めて感じる機会になりました。同じ中信地区でも松本市と朝日村でも気温差はけっこうあったりするもので、雪が降った日に車に雪を載せたまま松本市の方へ向いて走ると周りの車は全然無くて恥ずかしいという思いは、冬の間何回かします。(村民あるあるかな?)慣れてるとはいえ、凍った路面でヒヤヒヤする事もあるので、運転には十分に気を付けたいですね。  先日m、村の公民館行事「ちくほく朝さんぽ」講座in朝日村の中で当店に寄って頂きました。この企画は朝日村内の名所を歩いて巡るというもので、10名の方が参加されていました。今回は針尾方面という事でスケートリンクを出発して熱田神社を参拝、そして当店へ来て頂き土蔵の店内を見てもらいつつ店の成り立ちなどをお話ししました。当店の存在は知っていても中に入った事のない方ばかりだったので、知って頂く良い機会になりました。店をやっている当人でさえ、入りにくいな~うちの店と思うので(もちろんどなた様もウェルカムです)知ってもらえる事は嬉しいですし、ありがたい事です。私自身も朝日村に住んでいて通った事のない道や、行った事のない名所もあるので、自分の住んでいる土地を歩いて回るのはとても良い企画だと思いました。ぜひ続いていってほしいですね。 今月おすすめワイン バローロ ヴェルドゥーノ2018 フラテッリ アレッサンドリア ¥7,200(税込) イタリアのワインの王といわれるバローロが入荷しました。しかも2018年の当たり年のものです。バローロは熟成しないとあまり美味しくないと言われますが、今飲んでも楽しめるエレガントなスタイルです。 テイスティングの様子は吉平酒店HPのブログにて紹介しております。ワインの詳細は裏面をご覧下さい。 吉平酒店よもやま話  お陰様で2022-2023年の年またぎウィンターセールが無事終了しました。ほとんど顧客の皆様ばかりで支えていただいていると実感したと共に、吉平酒店ももっと頑張らないと!と決意を新たにした年始でした。さて、2023年に入りSNS初投稿は吉平酒店には珍しくイタリアワインでした。特に意図はないのですがせっかくなのでバローロについてご紹介したいと思います。 ・Barolo(バローロ)とは?  バローロはイタリア・ピエモンテ州の村の名前であると同時に「ワインの王」と称される高級赤ワインの銘柄です。「ネッビオーロ」というブドウ品種から造られ、イタリアワインの最高峰格付けD.O.C.G.のバローロを名乗る為には、最低3年間の熟成期間が必要(内2年間は木樽で熟成する)で、リゼルヴァは最低5年間の熟成期間が必要(内2年間は木樽で熟成する)と定められています。 ・奥深いバローロ  バローロはLa Morra(ラ モッラ)、Barolo(バローロ)、Castiglione Falletto(カスティリオーネ ファッレット)、Serralunga d’Alba(セッラルンガ ダルバ)、Monforte d’Alba(モンフォルテ ダルバ)という5大産地の村があり、更に細分化されたMGA(追加地理言及)が2000年代に認定された事でCannubi(カンヌビ)、Brunate(ブルナーテ)など単一畑から造られたクリュ バローロが注目を集めています。また、ピエモンテ州は複雑な地形によって土壌が異なり、更に「伝統派」と「モダン派」という生産者の特徴によってもバリエーション豊かなワインが生み出されています。この他にも、Gaja(ガヤ)、Roberto Voerzio(ロベルト ヴォエルツィオ)、Giuseppe Mascarello(ジュゼッペ マスカレッロ)などスター生産者の存在や、長期熟成する魅力など様々なブルゴーニュワインとの類似点がありながら、青天井なブルゴーニュワインと比べて価格が控えめという点も魅力です。 ・新規取り扱い生産者Fratelli Alessandria(フラテッリ アレッサンドリア)  バローロエリアの最北端に位置するVerduno(ヴェルドゥーノ)村で1800年代初頭に始まったワイナリーで、現在のアレッサンドリア家が1870年に取得してから家族経営で現在までワイン造りを行なっています。「偉大なワインは偉大な畑から」を信念に栽培はサスティナブル農法で行われ、ステンレスタンクでの発酵や伝統的な大樽での熟成など新旧のメリットを活かした醸造により、若い内は近づき難いという古典的なイメージのバローロとは一線を画すバローロを生産しています。 ☆お勧めポイント☆ ➀2018 年という天候に恵まれた生産年 ➁Verduno(ヴェルドゥーノ)村というの恵まれたロケーション ③今でも熟成した後でも楽しめるエレガントなスタイル  フラテッリ アレッサンドリアのフラッグシップであるMonvigliero(モンヴィリエーロ)は「この畑のポテンシャルを理解した第一人者」と称賛され、「ピエモンテの知られざる秘宝。特筆すべきは価格が品質に追い付いていないこと」と高品質であるにも関わらず、価格が吊り上がっていないことに注目し太鼓判を押している専門家もいるまだまだ狙い目の実力派生産者です。各銘柄の本数が少ないですので完売の場合は御了承くださいませ。
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バローロ最北のヴェルドゥーノ村のスター 経過観察

他のワインを試飲しているせいか前回の試飲から1週間が経ってしまいました…。ボトルに2/3残した状態で1週間ぶりの試飲です。ブログの更新はさらに時間が経ってしまいました…。 Barolo Verduno(バローロ ヴェルドゥーノ) バローロは...
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美しいオーストリアワイン 経過観察

前回お伝えしたプラーガーのグリューナーフェルトリーナーの経過観察をしてみました。ポテンシャルの高いワインこそ経過観察が面白いですよね。 Gruner Veltliner Wachstum Bodenstein Smaragd 2021 Gr...
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美しいオーストリアワイン

オーストリアワインと言えば「グリューナーフェルトリーナー」ですが、実はなかなか口にする機会の少ないワインかもしれません。しかも今回は「栄光のヴィンテージ」と言われる2021年の上品なグリューナーフェルトリーナーのご紹介です。 Prager(...
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バローロ最北のヴェルドゥーノ村のスター

最近入荷したFratelli Alessandria(フラテッリ アレッサンドリア)について御紹介したいと思います。バローロの生産者と聞いて真っ先に名前の挙がる生産者ではないので日本ではマイナーなのかなと思っていましたが、ピエモンテ地方でも...
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2022年の締めくくりはロゼ シャンパーニュ!

2022年は沢山の御愛顧を賜り誠にありがとうございます!今更年末の話ですがタイトル通り2022年はの締め括りは長野県独特の文化である「お年取り」とロゼ シャンパーニュにする事にしました。 02 Guillemette Rosé NV(ギュメ...