ソムリエ日記

ヴィンテージとは?

抽象的なタイトルですが最近当店でキープしている2015年のワインをテイスティングした際に感じた事を基にまとめてみようと思います。 ヴィンテージとは? ワインのエチケット(ラベル)に表記されている○○年というのがワインの話でよく聞く「ヴィンテ...
ソムリエ日記

新しくなったお買い得生産者フィリップ ブーズロー!!

フィリップ ブーズローは2015年産より当店で取り扱いをしており、高騰するブルゴーニュワインでありながら良心的な価格のワインを生産しているムルソー村の生産者です。2017年産の同じ銘柄もブログにて掲載しておりますのでご覧くださいませ。 早速...
ソムリエ日記

クリストフ ジョリヴェの赤ワイン

以前より何度かご紹介したことのあるクリスト フジョリヴェのワインですが、今回赤ワインが初入荷しましたので早速試飲してみました。クリストフ ジョリヴェとインポーターのユカセレクション御中については過去にワインと共にご紹介しておりますので、気に...
吉平酒店だより

吉平酒店だより 2022.1 2022年の抱負と豊富

 あけましておめでとうございます  旧年中、皆様には吉平酒店と馳走よしひらにご来店・ご注文頂きましてありがとうございました。本年もよろしくお願い申し上げます。  昨年は9月に馳走よしひらがオープンし、準備からオープン・通常営業まで走り抜けた1年でした。もちろん吉平酒店も平行して営業しているので、毎日夫婦で「1日24時間じゃ足りなくない?」と必死でその日やらなければならない事をこなしてゆく日々でした。そんな中新入荷ワインを楽しみに来て下さる方、馳走よしひらでお食事してにこやかに帰って行かれる方など、皆様の満ちたりたお顔や私達にかけて下さる温かい言葉に励まされ頑張ろう!と思えました。朝日村の中でも針尾というかなりどんつきにまではるばるご来店下さるすべてのお客様に感謝致します。2022年はスタートしたばかりの「馳走よしひら」、これから益々飛躍してゆきたい「吉平酒店」、どちらも末永く皆様に愛されるお店になるよう、より良いものをお届けしたいと思います。今後も吉平酒店、馳走よしひらにご期待下さい!   馳走よしひらの年明け営業について 馳走よしひらは1月11日(火)からの営業となります。海産物を使わず、長野県の食材をふんだんに使用した会席料理とワインをお楽しみ下さい。 ※1日1組完全予約制 予約電話 070-1186-5589 吉平酒店 Winter Sale !!!!(おまとめ買い下さい) ワイン全品 10% OFF!!! 年2回のお得なSaleも1月10日までとなっております! 今月のオススメワイン アルベルト・ティベリオ ペコリーノ テッレ ディ キエーティ(白)2020 モンテプルチアーノ ダブルッツオ(赤)2019 税込み¥2,120 新年の始めはコスパと親しみやすさバツグンのイタリア・アブルッツオ州のワインです。城ワインは熟した果実味と余韻のほろ苦さ心地良く、赤ワインは温かみのある果実味と余韻のスパイシーなタンニンが全体を引き締めます。値段とお味どちらも嬉しいワインです! 吉平酒店よもやま話  明けましておめでとうございます。旧年中は吉平酒店をお引き立ていただき誠にありがとうございました。吉平酒店も早丸5年を迎え、6年目のシーズンをスタートしました。また、「馳走よしひら」という飲食店を8月から徐々に動かし始め、新鮮な1年目を並行でスタートさせています。毎年の事となりますが、2021年の振り返りと2022年の抱負について書いていきたいと思います。 ・吉平酒店にとっての2021 年  コロナに関わらずまだまだ盤石な営業実績でない当店にとっては毎年挑戦と不安の年であり、日々の仕事を丁寧に積み重ねていく他に方法がありません。というか、それ以外の方法を知りません。ある意味ビックリするような利益が突発的に生まれない効率の悪い方法かもしれませんが、そんなことを5年も続けていると少しくらいは名前を知っていただけるのか、2021年は新規のお客様が増えてきているように感じます。また、12月に新しいインポーターさん2社と契約を結ぶことが出来たので、来年は新しいラインナップも増えていくと思います。今年の大きな出来事として馳走よしひらのオープンがあるのですが、飲食店が始まってからはお食事の際にお召し上がりいただいたワインをご購入いただく事も多く、飲食店→酒店という新しい流れを生み出した嬉しい年でもありました。 ・2022 年の抱負(吉平酒店編)  これは毎年豊富に掲げているのですが、お客様に様々な提案、相談の出来るワイン屋でありたいと思っています。やはりワインは嗜好品という事を加味しても、どこか小難しいイメージがあり、他の料理や飲料と比べてハードルの高さを感じます。そこで抽象的なことから相談出来る気軽なワイン屋でありたいと思います。また、ワインは熟成の概念のある特殊な飲み物でもありますので、当店で熟成させて数年してから店頭販売するなどもやっていきたいです。幸い飲食店という熟成過程を確認する場所もありますので、いい感じになったところでリリースするのも良いかと思います。それに伴い今年実現するかは分かりませんが、もう少し酒店の店舗を広く出来たらなぁとなんとなく思っています。正確には熟成用や仕入れが多くなる際に店舗の中が箱で埋め尽くされてしまうのを防ぐ為の一旦保管出来る倉庫が欲しいですね。長期的にやりたい事は沢山あるのですが、書き出すと終わらないので一先ずはこれくらいにしておきたいと思います。 ・2022 年の豊富(馳走よしひら編)  馳走よしひらは昨年8月から動き始めた新規事業ですので、まだまだブラッシュアップが必要な1年目です。やるべき事、やりたい事をしっかりと夫婦で考えながら、お客様に朝日村まで来て良かったと感じていただけるお店作りをしていきたいと思います。また、吉平酒店が行う飲食店ですのでワインを期待してくださる方が多く、そこにしっかりと応える、期待を上回る努力をしていきたいと思いますし、その結果をフィードバックして酒店でワインをお勧め出来ればと思います。これは継続ですが、信州の素晴らしい食材を探し続けていきたいと思います。 ・最後に… 今年は当店ソムリエが年男で、「五黄の寅年(ごおうのとら)」という36年に1度訪れる運気の良い年らしいです。その勢いに乗って色々な事に取り組んでいこうと思いますので、2022年も吉平酒店ならびに馳走よしひらを宜しくお願い致します。
ソムリエ日記

正月には良い肉と良いワインを!!

今回はドメーヌ ド ラルロを代表する広大なモノポール(単独所有畑)であるワインを信州牛のすき焼きと楽しみました。誤算だったのはすき焼きって大人数で食べると忙しくてグラスに入ったワインを取り忘れてしまったことです。 ワインの詳細について 今回...
ソムリエ日記

年初めは長野ワインから!!

明けましておめでとうございます。というには日が経ち過ぎているかもしれませんが、2022年のワイン初めに楽しんだ長野ワインのご紹介をしたいと思います。 いにしぇの里葡萄酒 長野県塩尻市北小野にある「いにしぇの里葡萄酒」というワイナリーがありま...
ソムリエ日記

気楽さもワインにのめり込むエッセンス!

なかなか更新スピードが遅く昨年の話になるのですが、イタリア・アブルッツォ州のワインが赤白2種類新入荷しました。気軽な価格帯なのですが中身が詰まっていながら親しみ易いワインです。 Alberto Tiberio(アルベルト ティベリオ) アル...
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クリストフ ジョリヴェの新ラインナップ入荷です!

スタイリッシュで大人なワイン造りを行なっているクリストフ ジョリヴェの新しいアペラシオンのワインが入荷しました。 ・Saint-Aubin 2018(サントーバン) 個人的には好きなアペラシオンなのですが中には当たりはずれが大きいという方も...
吉平酒店だより

吉平酒店だより 2021.12 おすすめの“いり番茶”

 毎年11月の終わりころになると、「窓汚いな~寒くなる前に大掃除しなきゃな」と思うのですが、今年はそうこうしている内に雪が舞いはじめました。12月の忙しくなる前に普段掃除できていない所を少しずつきれいにして、気持ちよく新年を迎えたいと思います。  さて、皆様は普段どんなお茶を飲んでいますか?緑茶、ほうじ茶、麦茶...色々あると思いますが、私の推しは京都一保堂さんの「いり番茶」です。京都に住んでいた時に知り、初めて飲んだ時に衝撃を受け、それ以来大好きになりました。独特のスモーキーな香り(三九郎の匂いがすると言われました)とすっきりとした後味でゴクゴクの芽てしまいます。ノンカフェインなので子供も飲めるし、夜寝る前でもほっと一息できます。関西にいた時は本店に行って大袋を買い、毎日ガブガブ飲んでいたのですが、長野に来てからはネット通販になり、まとめて買わないと送料高いなぁと思って買うのをためらっていました。ですが、馳走よしひらを始めてからお客様にお茶をお出しする機会が増えたので、たっぷり買っても美味しく飲みきれるようになりました。今馳走よしひらでは、ウエルカムドリンクとして「いり番茶」をお出ししています。クセになる味わいの「私の推しお茶」をお試し下さい。 馳走よしひら 年末・年始お休みのお知らせ 馳走よしひらは12月27日(月)~2022年1月10日までお休みとなります。 尚、毎週月曜日は定休日となっております。よろしくお願い致します。 クリスマス!年末年始!!家飲みしよう! 12月18(土)~1月10日(祝)までワイン全品表示価格より Winter Sale 10%OFF!!! 年2回のお得なSaleです。ぜひおまとめ買いして下さい。 吉平酒店は年末・年始休まず営業致します。お待ちしております。 12月もあと少しありますが、2021年も吉平酒店のご愛顧ありがとうございました! 吉平酒店よもやま話  毎年12 月は同じ様なことを言っているかもしれないですが、今年(2021年)も残り僅かとなりました。毎年の事なのですが今年もウィンターセールを行いますので、セールだからこそお勧めの高価格帯のワインをご紹介したいと思います。在庫の大小関係なくお知らせしたいと思いますので、ご来店いただいた際に完売の場合はご了承くださいませ。 ・スパークリング編 ・L’Aguerrie Réserve Extra Brut NV(Champagne David Faivre) ラゲリ レゼルヴ エクストラ ブリュット (シャンパーニュ ダヴィッド フェーヴル)当店販売価格6,470円(税込) ピノ ムニエというシャンパーニュ地方特有の黒ブドウを主体としたシャンパーニュで、香りから重心の低いどっしりとした雰囲気が感じられ、何も言わずに出されると凝縮した果実味も相まって少し熟成をさせたシャンパーニュを彷彿とさせます。日本ではまだ知名度の低いシャンパーニュメゾンですが、デキャンタ・ワールド・ワイン・アワーズで賞を受賞しているしっかりとした品質であり、新規開拓のワクワク感も楽しめるシャンパーニュです。 ・白ワイン編 ・Nuits St Georges 1er Cru Clos de L'arlot Blanc 2015(Domaine de L’Arlot) ニュイサンジョルジュ プルミエクリュ クロ ド ラルロ ブラン (ドメーヌ ド ラルロ)当店販売価格13,500円(税込) ブルゴーニュ地方の白ワインの銘醸地は沢山あるのですが、その中でニュイサンジョルジュを挙げる方はなかなかいらっしゃらないと思います。他の銘醸地の白ワインとこの白ワインの大きな違いは、新樽率です。これだけのワインであればかなりの確率で新樽比率が高く造られるのですが、このワインは新樽率を20%に抑えておりピュアな果実味を感じられるスタイルとなっています。しっかりと粘度のある熟度の高い果実味にミネラルと酸による抑制の効いた味わいが魅力的です。 ・赤ワイン編 ・Vosne Romanee 1er Cru Les Petits Monts 2019(Domaine Robert Sirugue) ヴォーヌロマネ プルミエクリュ レ プティ モン (ドメーヌ ロベール シュルグ)当店販売価格16,500円(税込) 何をご紹介しようかなと土蔵を見回していると…これがまだ残っているとは!!と驚いた銘柄です。というのも2018年産まではリリースした年内に完売していたのと、2019年という当たり年と評価される年のものだからです。 初めてこのワインを飲んだのは吉平酒店を始めて扱い始めた2015年産でした。ワイン会で提供する前にロベール シュルグのラインナップを一通りテイスティングした時に、この銘柄だけ突出して素晴らしかったのを覚えています。なかなかこの感覚は難しいと思いますが、「高いけど安い」という矛盾を体験していただける1 本かなと思います。 是非!年末年始を特別感のあるワインとお過ごしくださいませ!!(ウチは何を飲もうかな 笑)
吉平酒店だより

吉平酒店だより 2021.11 コラヴァンとは?

 朝日村の山々も赤や黄色に染まり、日々山の変化が美しい11月になりました。日頃 馳走よしひらに飾る花を探しに山際をウロウロしているのですが、寒くなってきたからか、花が無くなってきてしまいました。花は無くとも色づいた実や枝、葉はあるので、何とか組み合わせて飾ってはいますが、素人が考えているのでなんともパッとしない感じになることもしばしば...。お花を習いに行きたいなと思いつつInstagram等見てアイディアをストックしています。今は本を買わなくとも、お花やそのアレンジの写真を沢山見る事ができてありがたいですね。これから霜が降りて落葉したら何を飾ろうかと頭を悩ませています。  さて、吉平酒店はおかげ様で操業5周年を迎えることができました。日頃からの皆様のご愛顧に深く感謝いたします。5周年もコロナ禍の中で迎える事になりました。店舗での野外試飲会、年数回行ってきたワイン会は開催できずお客様とワインを囲みながらお話する機会は無くなってしまいました。そんな中9月に馳走よしひらをオープンしたのですが、初めはこんな時期に飲食店をオープンしてお客様は来てくれるだろうか?受け入れてくれるだろうか?といった不安はかなりありました。しかし、ワインを飲みながら楽しそうにお食事される姿や、当店のオードブルとワインを購入して自宅で楽しむとお話しされるお客様のお顔を見て、そういった不安も最近では自信や希望に変わってきています。6年目の「吉平酒店」、1年目の「馳走よしひら」どちらも焦らずでも歩みは止めずに進んで行きたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 今月の新入荷ワイン カンティーナ・リエゾーの白ワインが2種入荷いたしました! シャルドネ ベルヴェデーレ2020 税込¥3,300 透明感がありながら、熟度を感じるレモンイエローの色調にグレープフルーツやパイナップルなど温みある果実が感じられます。口当たりが柔らかく存在感と旨味が口に広がりキレのある酸とほろ苦さがワインに奥行きを与えています。 シャルドネ ベルヴェデーレ 2020 アンティコ 税込 ¥3,300 オレンジワインにカテゴリーされるこのワインですが、赤ワインのような扱い方が本質を発揮できるかと思います。味噌との相性が良く、マグロなど赤味の魚と合わせるのもオススメです。 吉平酒店 よもやま話  10月から少しずつ飲食業界が活気づき始め、最初はいつまでこの状態が続くのかな?と悲観的に捉えている部分がありましたが、10月が終わる頃でもその状況は継続しています。飲食店に活気が戻ってきているのですが、自粛が日常に馴染んでいる方も多く見受けられ、家飲みの楽しみ方を満喫されている様にも感じます。今月は当店の飲食店「馳走よしひら」でも導入したコラヴァンという機材について御紹介しながら、家飲みを更に満喫する方法を御案内したいと思います。 ・「CORAVIN」(コラヴァン)とは?  コラヴァンは右の画像にあるようなワインボトルに装着する機材で、ワインラバーや飲食店が待ちに待った夢の機能が搭載されています。その機能とは、コルクを抜かずにワインが飲める、しかも同時に何種類も楽しめるというものです。 ・どうゆう仕組みなのか?  コラヴァンは下の図のようにニードル(針)がコルクを貫通してワインを注げる仕組みになっており、瓶からワインが抜けた分アルゴンガスが注入されワインが酸化しないようになっています。また、コルクは木で出来ているのでニードルを抜くと勝手に塞がります。 ※アルゴンガスは空気中に 3番目に多く含まれる物質で、他の物質と反応を起こさない不活性で無害の気体です。空気より重いため瓶の中でワインと直接触れ、ワインが空気と触れることなくいつも開けたての状態でワインを酸化の影響がなくお楽しみいただけます。 ・コラヴァンで実現する夢のワインライフ  ワインは開けると飲み切らないといけないという一種の強迫観念めいたものが付きまとうお酒なのですが、このコラヴァンがあれば一気に解消します。また、高価なワインは熟成の状態が気になるところですがコラヴァンがあれば少しだけテイスティング (味見)が出来、熟成の度合いを確認する事が出来ます。しかもそれを数種類同時に出来るのが魅力です! ・コラヴァンのデメリットは?  ワインを飲んでいて 2、3日目が美味しかったという経験はありませんでしょうか?コラヴァンのデメリットは正にそれで、いつも開けたての状態を楽しめる反面、時間によって生まれる味わいを感じられない場合がある事です。あとはアルゴンガスを定期的に買わないといけないのですが、これは美味しいワインを酸化の心配なく同時に複数種類楽しめることを考えるとそんなに大きな問題ではないかと思います。 ・11月のお休みのお知らせです!! 11月は 14日、28日の日曜日にお休みをいただきます。それ以外の日にちに関しては店舗営業していますが、急な営業時間の変更はフェイスブックやインスタグラムでお知らせします。宜しくお願い致します。