ソムリエ日記

アントヒルファームが新入荷しました。

タイトルにもある通りアメリカ・ソノマ州のAnthill Farms(アントヒル ファーム)が新入荷しました。当店としては珍しいアメリカのワインなのですが、インポーターの担当さんから吉平さんにきっと気に入ってもらえるはず…との推しがあり今回数...
吉平酒店だより

吉平酒店だより 2022.2 ソノマ カウンティ

 まだまだ寒い2月に入りました。今このたよりを書いているのは1月下旬なのですが、大寒を過ぎたからか少し寒さが和らいでいるように思います。全面結氷し、御神渡りの期待が高まっていた諏訪湖も可能性が低くなってしまいました。年々温暖化で難しくなっているので、御神渡りした4年前に身に行けばよかったと少し後悔しています。 今年は例年に比べ寒いので、朝日村の天然スケートリンク場もしっかりと凍っていて子供達でにぎやかになりそうだなと思っていたら、オミクロン株の広がりでスケートリンク場も閉場になってしまいました。子供達の冬の遊び場が減ってしまうのは悲しいですね。 新型コロナウイルスも日々感染者が増え続け、未だピークが見えない状況です。先日お出かけの際、マスクをすることもあまり嫌がらなくなってきた娘(もうすぐ3歳)に「オミクロンはいつなくなるの?」と聞かれました。母も知りたい...。暖かい春に向かうにつれコロナウイルスが早く収まり、卒業式や入学式などの行事ができるようになる事を願います。皆様暖かくして寒い冬をお過ごし下さい。馳走よしひら 営業時間等変更のお知らせ県からの営業時間短縮等の要請を受けまして、1月27日~2月20日まで「昼営業のみ」「酒類の提供なし」で営業させて頂きます。よろしくお願い致します。なお、吉平酒店は10:00~19:00の不定休で営業しておりますのでぜひご利用下さい。馳走よしひら お弁当・オードブルのご案内☆お弁当 ごはんあり 税込み¥1,000(小)、¥1,500(大)、¥2,000(大)☆オードブル ごはんなし 1人前 税込¥1,500円~(2人前からお受けしております)前回のご紹介の時に分かりづらかったので改めて写真付きでご案内させて頂きます。旬の食材をギュっとつめ込み、丁寧に手作りしたお弁当とオードブルです。ぜひご利用下さいませ。(ご注文は3日前までにお願い致します)吉平酒店よもやま話 今月は新しいインポーターから入荷したワインについての御案内です。吉平酒店=フランスワインというイメージも根強くありますし実際そうなので事実なのですが、最近は他の国のワインも色々と扱い始めていますので、まずは近々に新入荷したアメリカ・ソノマのワインについて御紹介したいと思います。・アメリカの有名産地「ソノマ カウンティ」 アメリカのワインは細分化が進んでおり、今回だけではご紹介しきれないのでザックリと御案内したいと思います。アメリカのワインと言えば「カリフォルニア州」や「ナパ ヴァレー」が聞き覚えのあるところですが、今回のソノマ カウンティも同じカリフォルニア州ノースコーストの中にありワイン産地としても有名な場所です。ナパヴァレーとの違いとしては、太平洋に面している地域と内陸にある地域、ソノマ湖やロシアン川やサン=パブロ湾など様々な気象条件の違いにより多様性のあるワインが生産されます。ただ、世間認知としてはシャルドネやピノノワールが有名です。・今回のワインのご紹介です。・Pinot Noir Campbell Ranch Vineyard 2019(税込6,300円)まずはA.V.A. Sonoma Coast(ソノマコースト)の中でも北端に位置するCampbell Ranch Vineyard (キャンベルランチヴィンヤード)のピノノワールからです。太平洋の寒流からの影響を受けるソノマカウンティの中でも冷涼な地域であり、粘土と砂の混じるゴールドリッジという独特な土壌と合わさって、軽やかさや滑らかさのある果実味と複雑味のある味わいが長い余韻へと続いていきます。いわゆるカリピノなのですが、フルーツ主体だけでなく様々なニュアンスをじっくりと楽しめるワインに仕上がっています。・Syrah Peters Vineyard 2019(税込4,380 円)続いてはA.V.A. Petaluma Gap( ペタルマギャップ) の北の端から続くPeters Vineyard(ピータースヴィンヤード)のシラーです。Petaluma Gap(ペタルマギャップ)は2017年12月に新設されたA.V.A.で、サンパブロ湾などの内湾の影響で海からの冷たい風と霧が低地に沿って入り込み易い非常に冷涼な産地です。フランス・コートロティスタイルというシラーに数パーセントのヴィオニエを混植・混醸する造り方をしており、外交的なリッチさとしっとりとした味わいが魅力的な華やかなワインに仕上がっています。・Anthill Farms(アントヒル ファーム)について「アリの丘」という意味のワイナリーで、このワイナリーを立ち上げた3人の醸造家のタンクに集まる様子が、ブドウに群がるアリに形容されワイナリー名とエチケットのシンボルにしたそうです。2004 年が初ヴィンテージながら2011年から世界トップ100ワイナリーにも選出(2011、2015、2018)されており、元々ピノ好きの3人が集まっていることもあって、ピノノワールのヴァリエーションが豊富で評価も高い銘柄です。今回はシラーも入荷しており、ピノノワールの陰に隠れがちですがヴィノスにて『彼らのシラーは今日カリフォルニアで造られる最も特別なワインのひとつ』と称賛されています。・その他の銘柄について今回はソノマ カウンティにワイナリーがありますのでこの地域の銘柄をご紹介しましたが、ソノマ カウンティの北にあるMendocino County(メンドシーノカウンティ)のA.V.A. AndersonValley(アンダーソンヴァレー)でも素晴らしいワインを造っています。数量が少ないですので是非1 度お試しくださいませ。
ソムリエ日記

ヴィンテージとは?

抽象的なタイトルですが最近当店でキープしている2015年のワインをテイスティングした際に感じた事を基にまとめてみようと思います。ヴィンテージとは?ワインのエチケット(ラベル)に表記されている○○年というのがワインの話でよく聞く「ヴィンテージ...
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新しくなったお買い得生産者フィリップ ブーズロー!!

フィリップ ブーズローは2015年産より当店で取り扱いをしており、高騰するブルゴーニュワインでありながら良心的な価格のワインを生産しているムルソー村の生産者です。2017年産の同じ銘柄もブログにて掲載しておりますのでご覧くださいませ。早速試...
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クリストフ ジョリヴェの赤ワイン

以前より何度かご紹介したことのあるクリスト フジョリヴェのワインですが、今回赤ワインが初入荷しましたので早速試飲してみました。クリストフ ジョリヴェとインポーターのユカセレクション御中については過去にワインと共にご紹介しておりますので、気に...
吉平酒店だより

吉平酒店だより 2022.1 2022年の抱負と豊富

 あけましておめでとうございます 旧年中、皆様には吉平酒店と馳走よしひらにご来店・ご注文頂きましてありがとうございました。本年もよろしくお願い申し上げます。 昨年は9月に馳走よしひらがオープンし、準備からオープン・通常営業まで走り抜けた1年でした。もちろん吉平酒店も平行して営業しているので、毎日夫婦で「1日24時間じゃ足りなくない?」と必死でその日やらなければならない事をこなしてゆく日々でした。そんな中新入荷ワインを楽しみに来て下さる方、馳走よしひらでお食事してにこやかに帰って行かれる方など、皆様の満ちたりたお顔や私達にかけて下さる温かい言葉に励まされ頑張ろう!と思えました。朝日村の中でも針尾というかなりどんつきにまではるばるご来店下さるすべてのお客様に感謝致します。2022年はスタートしたばかりの「馳走よしひら」、これから益々飛躍してゆきたい「吉平酒店」、どちらも末永く皆様に愛されるお店になるよう、より良いものをお届けしたいと思います。今後も吉平酒店、馳走よしひらにご期待下さい! 馳走よしひらの年明け営業について馳走よしひらは1月11日(火)からの営業となります。海産物を使わず、長野県の食材をふんだんに使用した会席料理とワインをお楽しみ下さい。※1日1組完全予約制 予約電話 070-1186-5589吉平酒店 Winter Sale !!!!(おまとめ買い下さい)ワイン全品 10% OFF!!! 年2回のお得なSaleも1月10日までとなっております!今月のオススメワインアルベルト・ティベリオペコリーノ テッレ ディ キエーティ(白)2020モンテプルチアーノ ダブルッツオ(赤)2019 税込み¥2,120新年の始めはコスパと親しみやすさバツグンのイタリア・アブルッツオ州のワインです。城ワインは熟した果実味と余韻のほろ苦さ心地良く、赤ワインは温かみのある果実味と余韻のスパイシーなタンニンが全体を引き締めます。値段とお味どちらも嬉しいワインです!吉平酒店よもやま話 明けましておめでとうございます。旧年中は吉平酒店をお引き立ていただき誠にありがとうございました。吉平酒店も早丸5年を迎え、6年目のシーズンをスタートしました。また、「馳走よしひら」という飲食店を8月から徐々に動かし始め、新鮮な1年目を並行でスタートさせています。毎年の事となりますが、2021年の振り返りと2022年の抱負について書いていきたいと思います。・吉平酒店にとっての2021 年 コロナに関わらずまだまだ盤石な営業実績でない当店にとっては毎年挑戦と不安の年であり、日々の仕事を丁寧に積み重ねていく他に方法がありません。というか、それ以外の方法を知りません。ある意味ビックリするような利益が突発的に生まれない効率の悪い方法かもしれませんが、そんなことを5年も続けていると少しくらいは名前を知っていただけるのか、2021年は新規のお客様が増えてきているように感じます。また、12月に新しいインポーターさん2社と契約を結ぶことが出来たので、来年は新しいラインナップも増えていくと思います。今年の大きな出来事として馳走よしひらのオープンがあるのですが、飲食店が始まってからはお食事の際にお召し上がりいただいたワインをご購入いただく事も多く、飲食店→酒店という新しい流れを生み出した嬉しい年でもありました。・2022 年の抱負(吉平酒店編) これは毎年豊富に掲げているのですが、お客様に様々な提案、相談の出来るワイン屋でありたいと思っています。やはりワインは嗜好品という事を加味しても、どこか小難しいイメージがあり、他の料理や飲料と比べてハードルの高さを感じます。そこで抽象的なことから相談出来る気軽なワイン屋でありたいと思います。また、ワインは熟成の概念のある特殊な飲み物でもありますので、当店で熟成させて数年してから店頭販売するなどもやっていきたいです。幸い飲食店という熟成過程を確認する場所もありますので、いい感じになったところでリリースするのも良いかと思います。それに伴い今年実現するかは分かりませんが、もう少し酒店の店舗を広く出来たらなぁとなんとなく思っています。正確には熟成用や仕入れが多くなる際に店舗の中が箱で埋め尽くされてしまうのを防ぐ為の一旦保管出来る倉庫が欲しいですね。長期的にやりたい事は沢山あるのですが、書き出すと終わらないので一先ずはこれくらいにしておきたいと思います。・2022 年の豊富(馳走よしひら編) 馳走よしひらは昨年8月から動き始めた新規事業ですので、まだまだブラッシュアップが必要な1年目です。やるべき事、やりたい事をしっかりと夫婦で考えながら、お客様に朝日村まで来て良かったと感じていただけるお店作りをしていきたいと思います。また、吉平酒店が行う飲食店ですのでワインを期待してくださる方が多く、そこにしっかりと応える、期待を上回る努力をしていきたいと思いますし、その結果をフィードバックして酒店でワインをお勧め出来ればと思います。これは継続ですが、信州の素晴らしい食材を探し続けていきたいと思います。・最後に…今年は当店ソムリエが年男で、「五黄の寅年(ごおうのとら)」という36年に1度訪れる運気の良い年らしいです。その勢いに乗って色々な事に取り組んでいこうと思いますので、2022年も吉平酒店ならびに馳走よしひらを宜しくお願い致します。
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正月には良い肉と良いワインを!!

今回はドメーヌ ド ラルロを代表する広大なモノポール(単独所有畑)であるワインを信州牛のすき焼きと楽しみました。誤算だったのはすき焼きって大人数で食べると忙しくてグラスに入ったワインを取り忘れてしまったことです。ワインの詳細について今回のワ...
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年初めは長野ワインから!!

明けましておめでとうございます。というには日が経ち過ぎているかもしれませんが、2022年のワイン初めに楽しんだ長野ワインのご紹介をしたいと思います。いにしぇの里葡萄酒長野県塩尻市北小野にある「いにしぇの里葡萄酒」というワイナリーがあります。...
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気楽さもワインにのめり込むエッセンス!

なかなか更新スピードが遅く昨年の話になるのですが、イタリア・アブルッツォ州のワインが赤白2種類新入荷しました。気軽な価格帯なのですが中身が詰まっていながら親しみ易いワインです。Alberto Tiberio(アルベルト ティベリオ)アルベル...
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クリストフ ジョリヴェの新ラインナップ入荷です!

スタイリッシュで大人なワイン造りを行なっているクリストフ ジョリヴェの新しいアペラシオンのワインが入荷しました。・Saint-Aubin 2018(サントーバン)個人的には好きなアペラシオンなのですが中には当たりはずれが大きいという方もいら...