前回ご紹介したドメーヌ モンジャール ミュニュレを早速試飲してみました。前回の記事が気になる方はこちらをご覧くださいませ。
早々に試飲へ…
届いたばかりで状態的にはあまり良くないとは思いますが、2019年の赤ワインは気になる事が多いので早々に試飲をしてみました。
画像では分からないですが実際は紫の色調があり、開けたてはラズベリーヨーグルトや酵母、仄かに野性味を感じる香りが感じられます。10℃と低めの温度からスタートしたせいもあるのか果実のニュアンスはやや控えめな印象です。
口に含むと柔らかな口当たりと共に瑞々しさのある果実味があり、一般的に言われる2019年=暑い年という果実の過熟さは感じられません。余韻の酸にもピノノワールらしい存在感があり、全体のバランスを整えています。
温度が上がるにつれブラックベリーなど黒果実が感じられ、乳酸系のニュアンスも次第に穏やかになりピュアな果実味をしっかりと感じられるようになりました。ブルゴーニュワインも2018年からアルコール度数の上昇が見受けられこのワインも13.5%あるのですが、アルコールに底支えされたボリューム感は感じられますがアルコールのニュアンスが目立って感じることはありせん。
お召し上がりになる際のポイント
2019年のブルゴーニュ地方は霜害と猛暑に見舞われましたが、ワインが出来上がってみれば品質の高いワインが出来上がったとの総評となりました。ただ、ポテンシャルが高過ぎて現段階では酒精が強すぎる面もあるように感じます。
さて、今回のモンジャール ミュニュレですが今現在から楽しめる仕上がりですし、後半の酸もピノノワール種の特徴をしっかりと感じられます。抜栓初日は乳製品の柔らかいニュアンスが強めですが、そこを抜けると果実の甘味や酸がしっかりとありますので、使用するグラスはブルゴーニュグラスがお勧めです。また、温度帯としては少し高めの15℃くらいがバランスが良くお勧めです。それ以上冷たい状態ですと酸の存在感が大きくなり、それ以上になるとアルコールのボリュームの存在感が大きくなるように感じます。
食事との相性は?
ピノノワール定番の鴨のローストやローストビーフでも良いのですし、出汁や根菜を使った和食とも合いそうな感じです。ちなみに今回は少し寒くなってきたのでトマト鍋と一緒に試飲しました。トマトの酸味との相性も良く美味しく楽しめました。お鍋ならポン酢を使ったものもお勧めです。
まとめ
毎年価格が上がっているブルゴーニュ地方のワインの中で正直お買い得な赤ワインです。ピノノワールってどんなブドウ品種?という方にもお勧めです。是非お試しくださいませ。
コメントを投稿するにはログインしてください。