狙い目ワインとしてご紹介したドメーヌ ブルソ・ペール・エ・フィスのコート・ド・ニュイ・ヴィラージュ・レ・ルトレ 2015の経過観察です。
抜栓3日目
抜栓初日の閉じた香りとは全く違い、グラスに注ぐだけでふわぁ~とフローラルな香りが漂ってきました。否が応でも期待が高まります‼
口に入れると柔らかい口当たりと共に温かみのある赤果実中心の果実味がじわ~と優しく広がり、余韻にかけて初日にはあまり目立たなかったスパイシーでドライなニュアンスが感じられます。その後からじわじわと旨味のある酸が続き、ワインにエレガントさと軽やかさを与えています。
この日はモツ煮込みと鶏肉の塩麴焼きと合わせてみました。
正直このワインはまだまだパワフルな状態ですので、今回の料理とだとワインが完全に勝ってしまっていました。ただ、モツの中にたまに混じっているレバーにはピッタリ合っていて、不意に良い組み合わせに当たるとなんだか嬉しい気分でした(笑)
今回も温度は18℃、ブルゴーニュグラスで試飲しましたが、やはりこの組み合わせがこのワインには合っているのだと思います。
抜栓4日目
抜栓4日目ですが、今回は前回より冷たい状態でテイスティングをしてみました。
抜栓初日、3日目は18℃でテイスティングをしたのですが、正直ブルゴーニュを18℃って高すぎるんじゃない?と思われる方もいらっしゃると思います。そこで、前回より冷たいといっても白ワインの様に冷蔵庫で冷やすのではなく、15℃というセラー温度での提供を想定してテイスティングをしています。
抜栓4日目ですが、少し温度が低いだけで香りの膨らみが3日目よりやや弱い印象です。口に含むと果実味も少し控えめでギュッと詰まっていて、タンニンと酸が強調される感じです。
結果的に言えば、やはり18℃からスタートした方が全体のバランスが取れていて美味しく楽しむ事が出来ます。
食事と楽しむコツ
食事との合わせ方のコツですが、ブルゴーニュらしいワインではあるのですが2015年という素晴らしい年という事もありまだまだ力強い状態ですので、前回モツ煮のレバーとの相性が良かった事もあり、鴨や鹿などのジビエとよく合います。この様にお肉と合わせるのであれば赤身のお肉がお勧めです。
まだまだ熟成のポテンシャルも感じられるワインですので、手元に置いて長くお楽しみいただけますし、今回の様に数日かけてじっくりとお楽しみもいただけるお勧めワインです。
是非お試しくださいませ。