最近新入荷したこれからの季節にピッタリな白ワインのご紹介をします。
今回はフランス・ロワール地方Quincy(カンシー)という場所で造られる辛口白ワインです。
・Quincy “Cuvee Vin Noble” 2019
（カンシー キュヴェ ヴァン ノーブル）
Domaine Tatin(ドメーヌ タタン)が手掛ける辛口白ワインです。ドメーヌ タタンは1950年代までは自家消費用のワインの生産からワイン造りを始めた歴史の古い生産者で、現在ではテラヴィティス認証というフランス政府の基準をクリアした有機栽培の認証を受け、自然に則したワイン造りを行なっています。
ロワール地方のソーヴィニヨンブランというブドウ品種を使ったワインと言えば、サンセールやプイィフュメが有名で今回のカンシーはマイナーなのですが、有名地域のワインに負けず劣らずのしっかりした品質です。
それでは早速試飲してみます。
開けたてはスモーキーな印象があり、その後に桃、青りんご、グレープフルーツなどの果物の華やかな香りが感じられます。口に含むと瑞々しくもしっかりとした果実味と仄かな苦味、キレのある酸が余韻へと続き、ステンレスタンクのみでの醸造ですが樹齢が高い木のブドウを使っているせいか、ピュアな果実味の中にも厚みと複雑味があり気軽に楽しめるスタイルながら満足度の高い1本です。
写真を撮り忘れましたが、食事はお寿司と合わせてみました。白身魚や貝類とはとても相性が良く、予想はしていたのですがマグロなど赤身とは全然合いませんでした。画像にあるフレッシュチーズは松本市奈川にある清水牧場のものですが、ワインと合わせるとワインの圧勝でした(笑)
スッキリとしていながら芯のあるボディがありますので、唐揚げやホイコーローなど白身肉を使った料理にも合いそうです。是非お試しくださいませ。
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