ワインが日常酒になる白ワイン

ソムリエ日記

いよいよ夏本番で暑い日が始まるようですね。そんな時にお薦めな気軽に楽しめる新入荷白ワインのご紹介です!

エチケットが印象的なアルザスワイン

・Blanc Bec 2017
(ブラン ベック)

フランス・アルザス地方のベストハイムという造り手が造る複数のブドウ品種のブレンドした「エデルツヴィッカー」というスタイルの白ワインです。

エデルツヴィッカーと聞くとご存知の方はオーセロワやシルヴァネールなど沢山のブドウ品種がブレンドされ、何かが主体というよりは色々混ざっているリーズナブルなワインだと認識される方が多いと思いますが、インポーターの資料やお話を聞いてみると、リースリング60%、ピノブラン・ピノグリ各20%ずつのブレンド比率で、スッキリとした辛口だそうです。

ついつい味が気になり試飲をしてみました。(コマーシャルに乗せられていますね 笑)

グラスに注ぐと凝縮感の感じられる少し濃い目の色合いとリースリング特有の少しくぐもった香りが印象的で、その後にスモモやグレープフルーツなどの果実が感じられます。スッキリとしたボディと余韻に感じるオレンジの様な温かみのある果実味と適度な酸もあります。

今回はこんな飲み方もしてみました。

確かに冷蔵庫でしっかりと冷やして飲むのも良いのかなぁと思ってのですが、試飲をした日がとても暑い日だったのでキンキンに冷やしたいとワインに氷を入れて飲んでみると…キンキンに冷えていること自体がもう嬉しく、さらに余韻にはそのままでは感じなかった柑橘類の仄かな苦味のアクセントとキレのある酸がより爽快感と満足感を与えてくれます。

こういうワインの紹介の仕方をすると、「ワインはそのまま飲むものじゃないの?」「ワインをそんな飲み方していいの?」と言われますが、ワインが日常酒(下手したらジュースや水より安い地域もあります)に馴染んでいる国では氷を入れたり、水、炭酸、ジュースで割ったりして飲むことは日常的にあるものなのです。

日常酒に求めるものは?

日常酒という事は味や価格も大事ですが、飲み易さも大事だと思います。

ワインを氷を入れたグラスに注ぐだけ!これだけで準備は完璧!!
あとは難しい考えずにキンキンに冷えたワインを美味しく飲むだけです。

買っていただいた方の反応を見ていると、まだまだワインを難しく捉えている方が多いように感じます。確かに歴史的な背景や土地、生産者のストーリーなど深堀すれば楽しい世界が待っているのですが、そうではなくワイン=コレ!というくらいワインが日常に溶け込めば嬉しいです。

気軽にお楽しみいただける白ワインですので、是非お試しくださいませ。

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