ますます磨きのかかるアンドレ ボノーム!!

ソムリエ日記

アンドレ ボノームの2019年が入荷してきました!前回の2018年にも素晴らしい生産者だとブログに書いたのですが、2019年を試飲してより磨きがかかっている気がします。

気になる方は2018年をご紹介したブログをご覧くださいませ。

アンドレ ボノームはマコン、ヴィレクレッセの造り手ですが当店ではヴィレクレッセを中心に取り扱いをしております。正直ブルゴーニュワインの中ではマイナーな地域であるマコネ地区ですので、まずはマコネ地区についての簡単なご紹介です。

マコネ地区について

マコネ地区はブルゴーニュ地方の南部に位置し、マコンが広域のレジョナルで、その中に「プイィ フュイッセ」「プイィ ヴァンゼル」「プイィ ロシェ」「サン ヴェラン」「ヴィレ クレッセ」と5つのコミュナルがあり、シャルドネから造られる白ワインが生産のほとんどで赤ワインの生産は少量です。

さて、生産者のご紹介は前回のブログでしておりますので本題の試飲へ

ヴィレクレッセ レ プレトル ド カンテーヌ 2019

前回はLes Quarts(レ カール)という2018年に初リリースされた銘柄を試飲しましたが、今回はアンドレ ボノームの中で唯一創設時に使っていた1950年代の復刻ラベルを使用しているLes Pretres de Quintaine(レ プレトル ド カンテーヌ)を試飲してみました。

・Vire Clesse Les Pretres de Quintaine 2019
(ヴィレクレッセ レ プレトル ド カンテーヌ)

グラスに注ぐとそのしっかりとした色合いに期待が高まります!香りには瑞々しい白桃やすりおろしリンゴ、グレープフルーツなどの果実、バニラ、ヘーゼルナッツ、アカシアの蜂蜜などの芳醇さ、鉱物的なミネラルのニュアンスなど複雑な香りが感じられます。やや靄がかかったような雰囲気がありますが、還元しているとか自然派特有のニュアンスという勘繰りをする程ではありません。

口に含むと存在感がありながら清涼感もある正に力強さとエレガントさを兼ね備えた味わいで、余韻も長くしっかりと味わいを楽しむ事が出来ます。

今回は冷蔵庫でしっかり冷やして8℃、ブルゴーニュグラスで試飲したのですが、冷たい状態でも香りも上がっており、しっかりとふくよかさや厚みが感じられます。また、高い酸はあるのですが低い温度でも突出することなくバランス良くまとまっています。

このスタイルですので温度が上がっていくと味わいに芳醇さが増してくるのだと思っていたのですが、温度が上がるにつれて果実味がはっきりとしてくると次第に今まで隠れていた高い酸も感じ易くなってきました。リッチなタイプですが現状は冷たい状態からスタートした方が良い感じかなと思います。

経過観察 抜栓3日目、5日目

今回は抜栓初日から3日、5日と経過観察をしてみましたが、基本的なスタイルは変わらず冷たい状態で存分に楽しむ事が出来ました。初日との違いと言えば靄のかかったようなニュアンスが無くなり果実味がはっきりとしたくらいで美味しさはそのままでした。

食事との相性は?

現当主であるオルレアンはチキンのクリームソースがお勧めらしいのですが、今回はイサキの南蛮漬け、五目御飯、味噌汁という純和食と合わせてみました。

生産者はクリームソースという味の濃そうな料理をお勧めされているのですが、和食でもどちらかが勝つとか負けるとかなく全て美味しく楽しむ事が出来ました。

また、抜栓3日目は豚の角煮、蕪の葉と厚揚げとシラスの炒め物と合わせてみましたが、角煮は辛子が良い仕事をしており、蕪の葉と厚揚げとシラスの炒め物もワインと共に美味しく楽しむ事が出来ました。

まとめ

今回試飲したアンドレボノームのワインは素直に美味しい白ワインで、正直マイナー地域で良かったと思うくらい品質に対し価格が良心的です。また、南部らしいふくよかさと抑制の効いた洗練されたスタイルが共存する素晴らしい出来栄えです。

高騰するブルゴーニュワインの中ではかなり狙い目な生産者で、出来栄えに関しても2019年は買い溜めておいて損のないヴィンテージです。是非お早めにお試しくださいませ。

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