Vire Clesse “Hommage A Gisele Bonhomme” 2017

ソムリエ日記

新入荷ワインのお知らせです。
今年の師走は御自宅で過ごす方が多いのかな?と思いピッタリなワインを仕入れました。

・Vire Clesse “Hommage A Gisele Bonhomme” 2017
(ヴィレクレッセ オマージュ ア ジゼル ボノム )
税別納品価格6,900円

僅か1,600本のみ生産されたアンドレ・ボノムの最上位キュヴェで、1930年植樹された樹齢90年以上の有機栽培の最高品質の葡萄を集めて造られています。
現当主オレリアンの祖母でアンドレ・ボノムの妻にあたるジゼル・ボノムの名が付けられた生産者にとって思い入れの深い力の入った銘柄です。
また、通常上位銘柄になればなるほど新樽率を高くする傾向にありますが、20%と控えめなところにも葡萄本来のポテンシャルを尊重している事が窺え、味わいにも反映されています。
今年は試飲会に参加するタイミングが無く、メインに取り扱っていない生産者は手を出しづらいのですが、インポーターの方のお勧めもあり先日試飲をしたところ…熟したリンゴ、白桃、ヘーゼルナッツ、ハチミツ、ミネラリーなニュアンスが華やかな香りと厚みのあるボディと共に長い余韻へと続き、酸とのバランスもスゴく良かったので、つい追加をしてしまいました。
白ワインですが10℃くらいを目安(冷蔵庫が5℃くらい)のやや高めの温度からスタートしていただくと、ワインの持つ華やかさとしっかりとしたストラクチャーを存分に楽しんでいただけるかと思います。
温度調整が難しいという方はグラスに注いでから気持ちゆっくりとお召し上がりいただくと、この時期ですと部屋に暖房をしていると思いますのですぐに適温になっていくと思います。
また、グラスはブルゴーニュグラスなど口の広い形のグラスがお勧めです。
あまり小さいグラスですと、香りにアルコールを強く感じる場合があります。
ご注意くださいませ。
余談ですが、鶏のすき焼きとバッチリ合いました。
2017年と比較的若いワインですが、今から十分にお楽しみいただけます。
是非お試しくださいませ。

(11/17 追記)
抜栓7日目。
初日は11℃くらいと高めの温度で飲んだので、今回は冷蔵庫(約6℃)でしっかりと冷やして!”
初日と比べて控えめですが雰囲気は変わらずリッチで透明感のある印象です。
ただ、味わいは高めの温度の時にあった芳醇な果実味の印象とは違い、クリーミーなナッツやヴィレクレッセらしいミネラリーな酸が全面に感じます。
お供は豚肩ロースの味噌漬け。
低温でじっくり火を入れた豚肉の柔らかい食感と味噌の味わいがこの白ワインと良く合いました。
抜栓から日にちは経っていますが、流石のクオリティで印象は大きくは変わらず、安定してお楽しみいただけます。

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