大きいグラスで楽しみたい食事に合うシャンパーニュ!!

ソムリエ日記

最近でこそ大きいグラスで泡ものを楽しむと言われますが、今回ご紹介するシャンパンは当に大きめのグラスで楽しんでいただきたいです。

・Champagne Leclaire-Thiefaine Cuvée 01 Apolline Grand cru d’Avize Brut NV

(シャンパーニュ ルクレール・ティフェンヌ キュヴェ 01 アポリーヌ グランクリュ アヴィズ ブリュット)

昨年12月から新しく取り扱いを始めた日本初というかアジア初輸入のシャンパーニュ メゾンで、アヴィーズ村のシャルドネ100%から造られています。

アヴィーズ村はシャンパーニュ地方の中でも品質の高いシャルドネが育つことで有名なシャルドネの聖地コート・デ・ブランの中にあるグランクリュ(特級畑)の中の1つで、濃密な果実味としっかりとした酸、鋭利なミネラル を備えたエレガントなシャンパーニュが造られると言われています。

2020年を乗り切れたという事と新年をめでたく迎えられたという事でこのシャンパーニュを楽しみました。

グラスの注ぐと、見た目からしっかりとしたゴールドの鮮やかな外観で注がれただけで期待が膨らみます。柑橘やハチミツ、バターなどの華やか香りはあるものの芳香性が高いというよりはどしっとした重たさのある香りで、口に含むと香りのイメージそのままに重心の低い豊かな果実味が広がり、長い余韻の中にしっかりとした酸のキレやミネラルが感じられます。

中身が詰まっているせいかドサージュ4g/lとは思えないしっかりと厚みのあるボディと果実味が感じられ、瓶内二次発酵も相まって柔らかい泡をお楽しみいただけます。シャンパーニュですのでスタートからでも良いですが、個人的にはコースの途中で出てきても違和感なくしっかりと楽しんでいただけるスタイルのシャンパーニュだと思います。

今回は新年という事もあり御節と一緒に通常のワイングラスで楽しんだのですが、その華やかな香りと重心の低いどっしりとした味わい、キレのある酸とミネラルの余韻が御節の盛り合わせの食事と良く合いました。また、数の子とも生臭みが出ず美味しく楽しめたのでビックリです!

この他にも温度が上がっても、炭酸が弱くなっても上質な白ワインのような感じで感覚で楽しめましたので、お酒をゆっくり楽しみたい方や炭酸が苦手な方も是非お試しくださいませ。

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