先日試飲した496(シクロ)ヴィンヤードのパシュート ソーヴィニヨンブラン 2020の経過観察をしました。
抜栓3日目
抜栓初日の印象では桃ジュースの様な甘味の印象が強いワインだなぁと思っていたのですが、抜栓3日目に試飲してみると別のワインに感じました。
香りの印象は抜栓初日に感じた白桃やプラムにグレープフルーツの様な柑橘の香りが加わり、味わいの面では抜栓初日にはあまり感じられなかったフレッシュな酸が余韻に感じられるようになりました。個人的にはやっとソーヴィニヨンブランになったと思ったりもして、いつもより酸に注目して余韻の心地良さを楽しみました。
樽発酵のワインのせいなのか、木樽由来のバニラやココナッツやMLF(乳酸発酵)による乳製品の様なクリーミーなニュアンスが控えめで、果実中心のワインかなと思わせながら実はしっかりと樽のニュアンスに覆われていて抜栓3日目に感じた余韻の酸が抜栓初日はほとんど感じられないくらいでした。
ですので、抜栓3日目に香りを取った時には「おや?」といった感じで驚きました!
今回は鶏の唐揚げ、紫白菜とレタスのヴィネグレットサラダ、南瓜の煮物で合わせてみました。
抜栓3日目は酸もしっかりと感じられましたので、唐揚げもヴィネグレットサラダも美味しく合わせる事が出来ました。
唯一心配だった南瓜の煮物でしたが、頂いた南瓜が沖縄で育てられている品種だから?あまり甘味の強くない南瓜だったせいか意外と一緒に楽しめました。
まとめ
初日、この抜栓3日目としっかりと冷蔵庫で冷やした7℃の状態を試飲しましたが、このくらいの温度が良いと思います。グラスは特に拘らなくてもいいと思いますが、ブルゴーニュグラスよりはボルドータイプのグラスの方が合う気がします。
初日とそれ以降の変化が大きいので、その変化も含め数日かけて楽しめる長野ワインです。
また、まだリリースされて間もないですが熟成により状態が落ち着き、木樽のニュアンスが馴染んてくると開けたてからしっかりと楽しめるようになりますので、リリースの2~3ヶ月後からより楽しんでいただける白ワインかなと思います。是非お試しくださいませ。
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