タイトルにもある通り肌寒くなってくるこの時期にも白ワインを楽しみたい!という方にお勧めな白ワインが入荷しましたのでご紹介したいと思います。
IGP Collines Rhodaniennes(コリーヌ ロダニエンヌ)
このIGP Collines Rhodaniennes(コリーヌ ロダニエンヌ)はコート ロティ、コンドリュー、エルミタージュという北ローヌのトップアペラシオンを包含する優良エリアでAOCの外側を囲むようにある生産地域で、上記のアペラシオンからも想像できる通り生産の70%が赤ワインで白は貴重です。
地図の赤丸で囲んである地域を指します。
今回はコリーヌ ロダニエンヌの中でもコンドリューに近い畑のブドウが使われており、実はヴィオニエ栽培の隠れた銘醸地でもあります。
Domaine Chambeyron(ドメーヌ シャンベイロン)
1800年代後半に現当主の高祖父がフィロキセラ被害の後にブドウを植えなおした最初の栽培家の一人として歴史が始まっていますが本格的にワイン造りが始まったのは、1985年にベルナール・シャンベイロンによって小さな家族経営のワイナリーが創設された時からです。2010年からはベルナールの息子マシューが2代目当主として指揮を執っており、現在ではテロワールの優位性を生かしヴィオニエとシラーの魅力を余すことなく表現する「北ローヌの最上生産者」「北ローヌのトップワイン」にも選出される隠れた優良生産者です。
Viognier IGP Collines Rhodaniennes 2021(ヴィオニエ コリーヌ ロダニエンヌ)
では早速試飲です!
青りんごや洋ナシなどの果実、ミカンや銀木犀などの爽やかさと芳醇さのある花、キリっと引き締めるミネラリーな香りがあり、低い温度でも香りのボリュームのある華やかな印象の白ワインです。
口の含むと凝縮感の感じられる粘性があり、香りと同じ印象の果実味とミネラルを感じる苦味のアクセントと適度な酸のある余韻がスッキリとまとまっています。
ヴィオニエらしい華やかさやコンドリューという銘醸地にみられるミネラルのニュアンスを気軽にお楽しみいただけます。
食事との相性は?
当店のワイン×食事の組み合わせは狙って合わせる事はなく、このワインを試飲する予定でたまたま今日のご飯はコレだったといった行き当たりばったりな感じです。
今回は鶏もものソテーに香茸のデミグラスソース、無花果のヴィネグレットサラダでした。今回は中々お洒落なメニューでした。
無花果のサラダや鶏もも単体との相性はワインの持つ苦味も気にならず果実味と芳醇なニュアンスを楽しめる組み合わせで良かったのですが、やはりというか香茸のデミグラスソースとは相容れない感じでした。
まとめ
IGP コリーヌ ロダニエンヌという規格ですのでコンドリューなどの有名生産地のワインに比べお手頃な価格である事に対し味わいは高いクオリティを誇っています。また、冷たいままでも味わいを楽しめる取り扱いの簡単が嬉しいワインで、家飲みや飲食店での選択肢の1つとしてもお勧め出来るかと思います。ただ年に1回の入荷で直ぐに完売してしまうくらいの数ですので気になる方はお早めにお試しくださいませ。
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