3月初旬にリリースされた長野県須坂市にある楠ワイナリーのピノノワール 2018 リザーヴを試飲してみました。
最初に楠ワイナリーからの御案内に3年後が楽しみという意味深なメッセージがあり、おや?という期待感を持ちながらもやはり状態を知っておくべきだ(ほぼ言い訳)と思いグラスに注いでみると、見た目から熟成を感じるくらい落ち着いた色合いをしていました。
香りはまだ閉じていてスパイスや熟成を感じるキノコ(エリンギやシメジのような感じ)などの香りが支配しています。抜栓直後は果実の香りはほとんどしません。
初めから3年後が楽しみのコメントが頭を過ります…
口に含んでみると瑞々しい口当たりと共に控えめながら柔らかい果実味があり、香りの印象と同様にスパイスや熟成のニュアンスが感じられます。
12%とそれほど高くないアルコール度数ですが、他の要素が閉じこもっているせいか余韻にかけてなアルコールを感じます。ただドライなタンニンと酸のバランスも良く、一先ずは経過観察に期待です。
まだまだ本領発揮とはいきませんが、全体の印象として力強いワインではなく楠ワイナリーらしい柔らかく滋味深いワインになりそうな予感を感じさせてくれます。
食事単体の写真を撮り忘れたのですが、今回は豚の生姜焼きと合わせてみました。
ワインがとても硬く果実味があまり主張しないバランスだったので、スパイスやキノコのニュアンスと合わせるような感覚でやってみると、生姜のニュアンスが口の中に広がりよりスパイシーな感じて食事を楽しむ事が出来ました。
今回は抜栓初日・リザーヴワインという事で14℃、ブルゴーニュグラスで試飲しました。
この日は食事の時間内ではそこまでの大きな変化はなく、終始硬さのある印象です。経過観察も追ってみようと思います。お待ちくださいませ。
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