タイトルの通り今回はガヴィ デ ガヴィというイタリアの白ワインをご紹介します。
・Berrys’ Gavi di Gavi 2019(ベリーズ ガヴィ デ ガヴィ)
イギリスに本社のある老舗インポーターベリーブラザーズ&ラッド(以下BBR)のオリジナル商品で、ロベルト・サロットが手掛けています。生産者の情報については末尾にBBR御中のHPより引用してあります。ご興味のある方はご覧くださいませ。
さて、まずはガヴィ デ ガヴィについてのご紹介です。
イタリア・ピエモンテ州アレッサンドリア県(ピエモンテ州南部)を代表する白ワインの銘柄で、「コルテーゼ」というブドウ品種100%から造られています。昔は甘口も造られていましたが、今ではピエモンテ州を代表する辛口白ワインとして有名です。
気軽なワインはキンキンで!
ガヴィ デ ガヴィは一般的にカジュアルなワインですので、難しい事は考えず冷蔵庫や氷でキンキンに冷してお楽しみいただければと思います。時には以前紹介したブラン ベックの様にグラスに氷を入れてロックでカジュアルに楽しみ方も良いのですが、今回はしっかりと冷やせばそれだけで十分そうです。
以下がブラン ベックの記事です。ご興味のある方は是非ご覧くださいませ。
本筋に戻りますが、今回のガヴィ デ ガヴィは開けたてから青りんごや柑橘の爽やかさのある香りがしっかりと冷えているせいか控えめに感じられ、口に含むと冷たい温度と共に存在感のある果実味が広がります。余韻にはアクセントとなる苦味と酸もあり飲み飽きない白ワインです。
ガヴィ デ ガヴィのイメージからするともっとサラッとしたイメージをしていたので、口に含んだ時の果実味の存在感にビックリしました。ですが、余韻に来る苦味と酸のアクセントが全体のバランスを整えてくれ、ガヴィ デ ガヴィらしいカジュアルなスタイルは健在です。
合わせる食事もカジュアルに
今回はゴーヤが沢山採れたのでゴーヤと塩昆布の唐揚げと鶏の照り焼き、キャベツと紫玉ねぎとトマトのヴィネグレットサラダと楽しみました。
ワインを抜栓する前はゴーヤの唐揚げと一緒に苦味を楽しもう!と思いながら料理を作っていましたが、ワインを飲んでみて合わせてみると実は厚みのあるワインで、意外に鶏の照り焼きと良く合う!という嬉しい誤算でした。
勿論ゴーヤと苦味を味わう楽しみ方も良かったのですが、予想外の果実味の厚さとそれに良く合った鳥の照り焼きに印象を持っていかれました。
まとめ
今回はしっかりと冷やしたワインを気軽ながらしっかりと楽しむ事が出来ました。全ての白ワインがキンキンに冷やせば美味しいという訳ではありませんが、ある程度の基準として白ワインは冷蔵庫(8℃くらい)で冷やした方が美味しいスタートを切れるのではないかと思います。
もしそれでは冷た過ぎてこのワインの良さが損なわれる…と感じる方は、そこから温度が上がっていく事による変化を楽しめるチャンスを貰ったと思って、グラスを大きいものに変えたりしながら変わりゆくワインをお楽しみいただければと思います。
是非様々な状況を楽しみながらワインをお召し上がりくださいませ。
追記 Roberto Sarotto(ロベルト・サロット)について
Roberto Sarotto は、Gaviガヴィの町の近く、Zerbettaゼルベッタ地区に位置する、上質なGavi del Comune di Gaviガヴィ・デル・コムーネ・ディ・ガヴィのコルテーゼを育てるに完璧な海抜260mのマルヌ/トゥフォ土壌(古代の堆積物である粘土石灰岩と擬灰岩を織りなす同地域の典型的な土壌)に12haの畑を持ち、「テヌータ・マネンティ/ Tenuta Manenti」の名前でワイナリーを経営しています。 BB&Rとの関係は、2001年、彼が協同組合で醸造家を担っていた時まで遡ります。当時、その才能に注目したバイヤーが、彼の独立を待ち、今回、満を持してのコラボーレーションとなりました。ロベルトは、個性の違う2つの区画(1つは、常に優美で黄色い果実と白い花の香り華立つタイプを。もう一方は、軽やかで果実味豊かなタイプを育みます。)から、全てのコルテーゼ・ディ・ガヴィを手摘み収穫し、全房醗酵による醸造を行っています。(BBR御中HPより引用)
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