ドメーヌ・ド・ラルロ経過観察!!

ソムリエ日記

抜栓4日後のNSG クロ・デ・フォレ・サンジョルジュを試飲しました。

抜栓初日と同じブルゴーニュグラスを使い、温度は前回18℃でスタートした時が果実味、酸、タンニンがまとまり過ぎていたので、敢えて少し下げて16℃からスタートしてみました。

抜栓初日と比べるとしっかりとした黒果実の香りが強調されており、温度が低いせいもあってか香りの印象とは少し違い凝縮感のある赤果実の可愛らしいさ、力強いタンニン、余韻に跳ねる高い酸が感じられました。たかだか数℃の違いですが細部に結構違いが表れています。

低い温度の時は抜栓初日の方がまとまっていてバランスが良かったなといった印象でしたが、温度が上がってきて次第にまとまりが出てきて、全体のバランスが良くなった時の温度は19℃でした。

抜栓4日後は香り、果実味、タンニンは最終的には抜栓初日と変わりなく素晴らしい状態となりましたが、唯一違った点が酸の伸びです。4日後の方が酸の伸びが長く、果実味の余韻が終わった後もスーッと伸びていきました。

抜栓初日はやや還元的で樽のニュアンスもあり、ブルゴーニュワインはブルゴーニュグラスがピッタリ!といった印象でしたが、こういったポテンシャルの高いワインを若い内から楽しむ場合はやや大ぶりなボルドーグラスの方が果実味がしっかりと楽しめ、酸もあまり気にせずにお召し上がりいただけるのではないかと思います。(あくまでどう飲みたいかの好みですので例外は多くありそうですが…)

ハンバーグは和風おろしとケチャップベースの2種類を用意しましたがどちらも美味しく、やはり7.2haもの広大な畑から造られたワインだからこそ汎用性が高いのではないかと思います。

バックヴィンテージもございますので、良いワイン飲みたいなぁ…という方は是非1度お試しくださいませ。

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