イタリアのピノ・グリージョ!!

ソムリエ日記

当店でも好評な生産者Azienda Agricola Roeno(アジェンダ・アグリコラ・ロエーノ)のピノ・グリージョが入荷しましたので、早速試飲してみました。

・Rivoli Pinot Grigio 2017
(リヴォーリ ピノ・グリージョ)

若いピノ・グリージョというワインのイメージではもっと淡い色合いだと思っていたのですが、意外にも濃さのあるイエローゴールドの色合いに期待値が高まります。

香りは閉じ気味ながらレモンや洋ナシなどの瑞々しい香りがあり、柔らかい口当たりと共に凝縮感のある果実味が感じられます。余韻には果実の甘さだけでなく苦味のアクセントや酸のキレがあり、ほのかに樽のクリーミーさを感じられるスッキリとまとまったワインです。

アルコール度数が14%あるのですが全体的によく馴染んでおり、しっかりとしたボリューム感としてワインに果実の膨らみや柔らかさを与えています。

抜栓3日目

初日閉じ気味だったこともあり3日目に香りの膨らみを期待したのですが、あまり大きな変化はなく変わらず閉じ気味な印象でした。その他のニュアンスにしても大きな変化はなかったのですが、抜栓初日より余韻の酸の高さや微かにミントの様な清涼感が感じられ、細部に様々な新しいニュアンスを発見できる楽しいワインになっていました。

食事との相性

筑前煮、スパニッシュオムレツ、生ハム、チョリソー、ピクルスなどジャンルにこだわらず色々と組み合わせてみましたが、どれもベストマッチとはいきませんでした。
(カルパッチョなどの生魚とアジフライなどの揚げ物は合うと思いましたので外しました。)

しかしながら驚いたのは、意外と合わないものが無いことです!
当然ワイン自身のポテンシャルが高いこともありますが、合わせてみるとケンカをしません。

それって合ってるんじゃないの?とおっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんが、合ってるというよりは平行線といった感じなのです…これは実はスゴイことで、普段の食事と楽しむのにピッタリな万能選手なのです!!

今回色々と合わせてこれいいな!と感じたのは、料理のスパイスのニュアンスが強調されることです。

今回のチョリソーの様にスパイスのニュアンスがある中華料理、エスニック料理、和食など様々な料理と是非試してみてください。

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