サントーバンの2大畑レ・ミュジュ・レ・ダン・ド・シアン!!

ソムリエ日記

今回はFrancois & Denis Clair(フランソワ・エ・ドニ・クレール)という生産者の最上級銘柄である白ワインを試飲してみました。

・Saint Aubin 1er Cru Les Murgers des Dents de Chien 2018
(サントーバン プルミエクリュ レ ミュジュ レ ダン ド シアン)

このワインをテイスティングしようと思った理由としては、サントーバンの最良畑と称される味わいを飲みたい!という欲望もあるのですが、実は2015年のバックヴィンテージがあり流石に本数のないそちらを開ける訳にはいかないので最新ヴィンテージの状態から予測する事にしました。

画像では分かり難いですが、グリーンがかった艶のある色合いに期待が高まります!
開けたては香りは控えめながら、レモンなどの柑橘類や早生リンゴのフレッシュな果実の香りと共に、ミネラルを感じる鉱物的な質感の堅さ、ミントの様な清涼感のあるメントール、樽によるクリーミーなニュアンスが感じられます。

口に含むと見た目の印象と同様に、柔らかく厚みのあるボディが感じられ、様々なニュアンスのある複雑な味わいがしっかりと存在感を発揮しています。若いヴィンテージということもあり余韻に高い酸があるのですが、他の要素が強いのでそこまで強く感じません。ただ、意識的に酸を探していくとその豊富な酸の高さに驚くのではないかと思います。

今回はお鍋の時期という事でトマト鍋と合わせてみました。
熱々のお鍋でしたので、ワインはしっかりと冷蔵庫で冷やして8℃からスタート、ワイングラスはブルゴーニュグラスです。

お鍋の熱さとワインの冷たさのコントラスト、トマトとワインの酸味をお互い美味しく楽しむ事が出来ました。

〆は少しワインを意識してリゾット(ご飯を入れてチーズをかけているだけなので雑炊かも)にしてみました。

今回のワインをお鍋と一緒でも美味しかったのですが、余韻の部分でワインが勝っているのが感じられていました。(まぁワインが美味しいのでそれでも良かったのですが…)しかし、リゾットと合わせてみるとチーズのこってりさとワインの酸の高さが良く合い、リゾットがいくらでも食べられる美味しさでした。

| Saint Aubin 1er Cru Les Murgers des Dents de Chien | 吉平酒店

吉平酒店のオンラインショップで購入出来ます。お鍋の時期に是非お試しくださいませ。

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