2021年のGWが始まりました。昨年同様、首都圏は緊急事態宣言下の連休となり、自粛生活をされる方が多いのかなと思います。
そんな連休を少しでも楽しく過ごしていただくのにピッタリな新入荷ワインをご紹介します!
・Rully Blanc Les Cailloux 2018
(リュリー ブラン レ・カイヨ)
このワインの生産者であるDavid Lefort(ダヴィッド・ルフォー)はタイトルにもある通りビオワイン(オーガニック)の造り手です。ビオディナミ(厳格な有機栽培)の考えに沿って栽培・醸造を行なっており、醸造面も自然酵母での発酵、亜硫酸の無添加または最小限の添加で行われています。
抜栓したては閉じこもった印象の控えめな香りでした。味わいは、レモン、プラム、梅など酸味のある果実が中心ですが、しっかりとしたボディとキリっとした酸のキレをお楽しみいただけます。
さて、今回なぜこの白ワインを連休にお薦めするのかというと、その食事との汎用性の高さです!
まずは抜栓初日に山菜が採れたので、タラの芽、コシアブラ、鶏ももの木の芽を混ぜた衣の天婦羅と、副菜として冷奴のキムチのせと合わせてみました。
ワインの持つボディと酸のが天婦羅の油分をスッキリさせてくれ、ワインもワイン単体よりも果実味をしっかりと感じられます。また、キムチとも寄り添ってくれ、キムチの辛みを程よく中和してくれてどちらも進む組み合わせです。
組み合わせてみて印象的だったのは、木の芽やキムチといったスパイスのニュアンスと良く合いワインが美味しく主張していた事でした。
抜栓2日目は、鰤とジャガイモのアラ炊きとコゴミの胡麻和えと合わせてみました。
ワイン自体の味わいはスッキリと酸のある味わいですので「どうかな?」と思っていたのですが、どちらと相性が良く、前回と同様にワイン単体よりもワインの果実味がしっかりと感じられ、キレのある酸も柔らかく感じられました。
抜栓4日目は鶏ハムのサラダ(ゴマダレ)と山ウドのキンピラと合わせてみました。
この日は上記2日間の応用みたいなもので、鶏ハムのタレに入っているラー油の辛みのアクセントとキンピラは甘辛味がワインと良く合いました。
まとめ
今回のワインは抜栓初日~4日目まで経過観察をしてみましたが、ワインの印象はあまり変化はなく、香りは控えめで味わいのバランスも初日の印象そのままでした。派手なワインではないのでパッとしないと感じるかもしれませんが、実は芯のあるボディがあり様々な食事を受け止めてくれ、酸のキレが口の中をスッキリとさせてくれます。正に食事と合わせて真価を発揮する「食中酒」として優秀なワインです。
また、「ビオワインって何?」「ビオワイン飲んでみたい!」という方へは、ビオワインらしいニュアンスが感じられながらも親しみ易い入門編としてピッタリな生産者だと思います。
是非お試しくださいませ。
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