先日、長野県大町市にある「Son of the Smith Hard Cider(サノバスミス ハードサイダー)」の醸造所へ行ってきました。ここはりんごの栽培・醸造・販売までを行なっており、生食用りんごの副産物的なサイダーではなく、海外で使われるサイダーの醸造用伝統品種や日本で生食用として品種改良をされた品種を使いサイダーに特化したサイダー造りを行なっています。
さて、先程から「サイダー」という言葉が出てきています。日本では「シードル」が一般的なのですがこれはフランス語でリンゴの発泡酒の事を指しており、英語では「サイダー」と言われています。サイダーの前についている「ハード」についてですが、英語でサイダーだけだとフレッシュジュースを指す場合があり、その語弊を防ぐ為に頭にハードを付けて「ハード サイダー」と表記しているそうです。
この事からも分かる通りサノバスミスは、イギリスやアメリカ(オレゴン州)などの英語圏でサイダーの文化や技術を学び、リンゴとホップを醸造するアメリカ西海岸スタイルのサイダーを造っています。アメリカ西海岸ではクラフトビールも人気があり、フランスで造られる果実の甘味をしっかりと感じられるタイプではなく、ビールの様なスッキリとドライなタイプのサイダーが人気だそうです。
昨年くらいから前を通る度に外観からしてお洒落感があり何なんだろう?と思っていました。よくよく見ると「ハードサイダー」「タップルーム」と書いてあり、最初はジュースを売っているのかな?くらいのものでしたが、それが最近になって美味しいお酒を造っているとの情報をキャッチし実際にアポを取って行ってみました。
※コロナ禍の為、タップルームは現在開けていないそうです。
ご案内をいただきサンダルに履き替え黒いシャッターの中に入ってみると、清潔な広いスペースにタンクがいくつも並んでおり、リンゴの甘い良い匂いが漂っています。入口側を振り返ると可愛いペイントが描かれ、2つ窓が開いているスペースは、なんとDJスペースだそうです。なんでも醸造所内が広いのでパーティーを行なえる様にしているそうです(笑)
試飲をさせていただきながら色々とお話を聞かせていただいたのですが、おそらく一般の方では全く何を言っているか分からないだろうなぁ…と思うくらいサイダーの成分や構成、その中でのこだわりなど細かく教えていただきました。
後に「ヒトタビトーク」というYouTubeを見て立ち上げの事や熱い思いを知って、製品の味も含めより好きになりました!
こちらも是非ご覧ください。
当店の現在扱っている商品については、次回ご紹介したいと思います。
コメントを投稿するにはログインしてください。