Maranges 1er cru La Fussiere 2017

ソムリエ日記

新入荷したドメーヌ トマ モレで唯一仕入れた赤ワインのご紹介です。

・Maranges 1er cru La Fussiere 2017
(マランジュ プルミエクリュ ラ フシエール )

開けたては少し閉じ気味でも既にいい香り。
木の実の渋と完熟した数種類のベリー、中にはワイルドベリーの野性味も感じられます。
ピュアで豊かな果実味と複雑味を乗せたアルコールのボリュームと細やかながら力強いタンニンが存在感を放っています❗。
様々な要素が目立つので流されがちですが、実は酸が全体を支え余韻へと導いていきます。
今日はお手製の春巻きと、春巻きの油っぽさと具のしっかりとした味にも柔らかく寄り添い、ワイン単体ではしっかりと感じられたタンニンも気にならず上手くまとまっています。
付け合わせの水菜とブロッコリーのヴィネグレットサラダとも良い相性でした。
トマモレは白ワインの品質が高い反面今まで赤ワインはあんまりパッとした印象がなく、今回もこの畑でこの価格だからと仕入れたくらいでしたが、2017というヴィンテージというのもあってか美味しい仕上がりとなっています!!
追加の発注が出来ないので、気になる方はお早めに。

—-追記—-
5月27日 経過観察

抜栓4日目
いい香りはするものの、4日経ってもまだ開ききってない状態でした。
味わいも完熟した数種類のベリー、中にはワイルドベリーの野性味のある果実味は豊かにあるものの、まだ途切れ途切れな印象があり、熟成のポテンシャルが感じられます。
初日に感じた力強いタンニンは柔らかくなり、そのせいか余韻に伸びる酸が初日よりもはっきりと感じられます。
戻り香にも果実味が豊かに感じられ、最後まで美味しい。
今日は鯖のトマト煮込みと。
トマトソースとの相性も良く悪くはないのですが、鯖のよりもポークビーンズみたいなお肉との方が合いそうな感じ。

6月4日 経過観察

抜栓10日目
グラス2杯分くらい残っていたのを忘れていました。
ワインは開けたら飲み切らないとと思っている方に朗報です!!
10日目も変わらず美味しいです。
全然バランスが崩れない驚異のポテンシャル。
しかも抜栓4日目からこの日までは常温放置でした。
(ちなみに栓はコルクではなくプルテックスのアンチオックスという専用のフタを使ってました!もしかしたらこのフタが優れ物なのかもしれません)

※再度取り上げたソムリエ日記はこちらから!
Maranges 1er cru La Fussiere 2017(2020/08/18)

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