なんとなく閉塞感が付きまとう日々に少しでも何かに浸れる時間を…という事で当店の人気生産者でもあるドメーヌ・ド・ラルロを紹介します。
・Nuits Saint Georges 1er Cru Clos des Forets Saint Georges Monopole 2018
(ニュイサンジョルジュ プルミエクリュ クロ デ フォレ サン ジョルジュ モノポール)
ドメーヌ・ド・ラルロの持つモノポール(単独所有畑)の1つであるクロ デ フォレ サン ジョルジュは、7.2haという広大な面積と35mもの高低差がある独特のブドウ畑です。広大な畑は上部・中部・下部と土壌構成が異なり、醸造も3つに分けて行われそれぞれの特徴を活かしたワインが出来上がった後、ブレンドされます。これにより男性的と称される複雑味のある力強いワインが生まれます。
どうして美味しいワインは香りから「品質が高い!コレ美味しい!!」と感じるのだろう…
バラやスミレなどのフローラルな花やラズベリーやブラックベリーなどの豊かな果実の香りがあり、仄かにスパイスのニュアンスが感じられます。口に含むとじわじわ~と豊かな果実味が広がり、そのまま余韻へと続いていきます。
2018年という若いワインですので香りにまだ硬さが感じられますが、その反面に口に含んだ時の柔らかさやシルキーなタンニンに驚かされます。これから熟成により硬さがとれたらもっと美味しくなんだろうなぁと期待感しかありません。
今回はブルゴーニュグラス、約18℃(室温で3時間ほど置いて温度調節)で楽しみましたが、これくらいの感じで飲み進めていただければしっかりとお楽しみいただければと思います。
合わせた食事はニホンジカのロースト~玉ねぎと山椒の和風ダレ~、キノコのソテー、キンピラです。
どれも良く合いそれぞれと合わせる度にワインの違う表情が見えて楽しい食事の時間となりましたし、良い気分転換になりました。
ワイン=洋食(フレンチ・イタリアン)というイメージはそろそろなくなってきてるとは思いますが、今回の様に和食でも良く合います。肩ひじ張らずに普段の食事とお楽しみいただければと思います。
ワインを抜栓したら飲み切らないと…という方がいらっしゃいますが、ウチもそうですが1本をその日中に飲み切ることはほぼありません。むしろオールドヴィンテージ以外は翌日、翌々日の方が美味しくなってることはよくありますので、単純に明日はもっと美味しかったら…なんていう下心があるので数日かけて楽しみようにしています。
また、ワインは単価が高いからそんなに飲む機会がない…とも言われたりしますが、正直何でもかんでも飲まなくていいと思います。良いワインをたまに飲む方が日々が豊かになる気がします。
お買い求めし易い価格!とは言えませんが、若いヴィンテージとか気にせずに楽しめるとても美味しいワインですので是非お楽しみくださいませ。
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