春にはやっぱりロゼワイン?

ソムリエ日記

暖かくなりお花見シーズン到来‼という雰囲気がある今日この頃ですが、当店のある信州はまだまだ寒さを感じる日々が続いています。食卓で春を感じるロゼワインのご紹介です。

・BARBERA SAKURA SAKURA 2019
(バルベーラ サクラ サクラ)

信州・高山村にあるカンティーナ・リエゾーがバルベーラ種というブドウ品種から造っているロゼワインです。バルベーラ種は赤ワインが造られる事の多い黒ブドウですが、高山村という冷涼な環境で栽培されているせいか赤ワインのようなタンニンというよりは白ワインのような酸が特徴的なワイン仕上がっています。

紅梅のような鮮やかな色合いが春らしく、見た目の印象と同じように控えめながらラズベリー、スグリ、白桃などの赤果実中心の香りやフレッシュな果実味、余韻にかけて苦味のあるニュアンスとキレのある高い酸が続いていきます。

今夜はまだ肌寒いという事もありキムチ鍋にしてみました。
味噌ベースのキムチ鍋で、具材は人参、ゴボウ、ニラ、豚肉、エノキ、白菜です。

ピリ辛のコクのある味わいにロゼワインの持つフレッシュ感のある味わいと苦味のアクセントが良く合い、余韻の高い酸が口の中をスッキリとさせてくれるので、食事もワインもどんどん進んでしまいました。

今回はお鍋という事も考慮して白ワインの様に冷やして9℃・ブルゴーニュグラスで試飲してみましたが、グラスの選定はともかくとして温度帯はこのくらい冷えていた方が鍋の温度との温度差もあって良かったと思います。

こちらも経過観察をしていきたいと思いますので、次回をお待ちくださいませ。

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