ドメーヌ トマ モレ シャサーニュモンラッシェ解説 part3⁡

ワイン情報

トマモレのシャサーニュモンラッシェ part3

今回は北から南に下って行こうと思います。

・Chassagne Montrachet Clos Saint Jean(クロ サン ジャン)

・Chassagne Montrachet Morgeot(モルジョ)

・Chassagne Montrachet Les Embrazées(レ ザンブラゼ)

クロ サン ジャンは4つの区画に分かれており赤ワインに適した区画なのですがトマモレの造るレ ルビシェは白ワインに向いており、軽やかさと複雑さが綺麗にまとまっている華やかさのある印象です。

モルジョは58ヘクタールもある大きな畑で21の小区画に分けられトマモレは2ヵ所の小区画を所有、1つは曽祖父ジュール モレが所有していた関わりの深い畑でもあります。トマモレのプルミエクリュの中で最もどっしりとした風格のある白ワインです。

レ ザンブラゼはモレ家がほぼ所有しているモノポール的な畑であり、そのほとんどがトマモレの兄であるヴァンサン モレが所有しています。レ ボーディーヌと並びシャサーニュモンラッシェの南端に位置しますが、標高が少し低いせいか果実の厚みがあり、酸とミネラルも抜け感があるので品もあり親しみ易さもある絶妙なバランスです。

〜生産者情報〜
Thomas MOREY(トマ モレ)

フランス・ブルゴーニュ地方シャサーニュモンラッシェ村にあり、この地域の有名生産者でありトマ モレの父であるベルナール モレから2007年に畑を譲り受け自らのワイン造りをスタートさせます。また同時に世界最高峰の白ワインDRC(ドメーヌ ド ラ ロマネコンティ)のモンラッシェの栽培責任者を2007~2009年まで担当し、その後は自身のワイン造りに専念しています。トマモレはこの3年間を「ここでの経験は何物にも替えがたい素晴らしいものだった」と語っているそうです。

今現在は有機栽培を行い、一部ではビオディナミ(暦を考慮した厳格な有機栽培)への移行もしており、リリースされるワインはその土地の素晴らしさを最大限表現した見事な造りだと瞬く間に人気生産者の仲間入りを果たしています。

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